MOF フランソワ・ブルゴン熟成
ピラミッド型の可愛らしいシェーブル
ヴァランセAOP

●まろやかで、優しい山羊乳の味わい

四角錐の形をした可愛らしい見た目のシェーブルタイプのチーズです。ヴァランセという名前は、実はフランスの村の名前。ロワール川流域に位置するこの地方一帯は、シェーブルチーズのメッカのような場所なのです。
色は、木炭粉に自然のカビがついた黒っぽいグレー色、中は真っ白。表皮にまぶしてある灰が、シェーブル独特のヤギミルクの酸味を和らげます。
ヴァランセは、1998年、36番目のA.O.Pを獲得しました。A.O.P(A.O.C)ブランドの中ではまだまだ新参もののチーズですが、その知名度は以前から高く、現在でもレストランなどでひっぱりだこなのだとか。

このチーズの人気の秘密は、まず、なんといっても特徴がある外観。そして、特に有名なのがその形で、“上部を切り取ったピラミッド型”なのです。さらに、その人気を支えているのが、このチーズにまつわる有名な逸話です。
ヴァランセはかつてピラミッド型のチーズでした。それが、エジプト遠征に失敗したナポレオンが、ヴァランセ村にあるヴァランセ城に立ち寄った際、チーズのヴァランセを見て、「エジプトのピラミッドのようだ」と憤慨! ナポレオンの単なる八つ当たりで、ヴァランセの上部を切り落としたというのです。
ブルゴン氏が熟成したヴァランセは、周囲がとろりとしていて、塩気はまろやか。ヤギの優しいミルクの味わいを素直に感じられる状態に仕上がっています。
























中心にはホクホクとした芯が残り、とろりとなめらかな周りと、真っ白な生地の2つの違った食感も1度に楽しめて贅沢です。山羊乳ならではの旨味とほどよい酸味も心地良く感じられます。逸話を思い浮かべながら食べると、まるでフランスにいるかのような気分に。