銘醸地ボルドー地方のすぐ東隣にある南西部地方ベルジュラックの地で、1984年からワイン造りを行っているのがキュイセ家です。並級ワインが多いといわれるこの地で、ボルドーワインに匹敵するほどに収穫量を抑えることによって、大変質の高いワインを造り出しています。ヒュー・ジョンソンの「ポケットワインブック」にも、”ベルジュラックの優良な生産者”として紹介されています。
生産地域は、モンバジヤック等とともに甘口ワインの産地として知られています。葡萄は50%貴腐葡萄(ジャムのような味)、50%が自然に干し葡萄状(ドライフルーツの味)になったものを使用しています。セミヨン主体で、ボルドー地方と同じ品種を使っているので、ボルドーの白と比べるとコストパフォーマンスの高さが感じられます。 白桃、パイナップルの風味があり、酸がワインをエレガントにしています。自然なもの以外使わない、一切添加物を入れない、こだわりのワインです。冷やしてデザートワインとして、あるいは食前酒としてもおすすめです。