アレオス熟成
ウォッシュチーズの王様を丹念に熟成
エポワスAOP



フランス屈指の美食の地が育んだ、
銘醸ワインと名チーズ2種
今月は、豊かなワイン文化が息づくブルゴーニュ地方から、巨匠アレオス氏のエポワスAOPを、
ジュラ山脈の豊かな酪農文化に育まれたフランシュ・コンテ地方から、
M.O.F.ブルゴン熟成士のフランスジュラ山脈地域産ハードチーズエスティーブ16カ月以上熟成をご紹介します。
さらに今回は、2種のチーズとともに楽しみたいブルゴーニュの赤ワイン、
ブルゴーニュ・パストゥグラン2022をセットにしました。
異なる風土が育んだ名チーズとワインが織りなす、
ブルゴーニュ・フランシュ・コンテならではのマリアージュをお楽しみください。


2016年に一つの地域圏となったブルゴーニュとフランシュ・コンテは、
それぞれ異なる風土と食文化を育んできました。
西側のブルゴーニュ地方は、ブドウ栽培に適した土壌と気候に恵まれ、
約2,000年にわたるワイン造りの歴史を持つ銘醸地。
中世には修道士たちが畑ごとの個性を見極めながらワイン造りを発展させ、
今日に続く豊かなワイン文化を築いてきました。

一方、東側のフランシュ・コンテ地方は、ジュラ山脈が連なり、
森林や牧草地が広がる自然豊かなエリア。
厳しい冬を越すため、
夏の豊かなミルクを保存性の高いチーズに加工する文化が育まれ、
コンテAOPをはじめ、モン・ドール、モルビエ、
ブルー・ド・ジェックス・オー・ジュラなど、
個性豊かなチーズを生み出してきました。
ブドウ畑とワイン文化のブルゴーニュ、山々と酪農文化のフランシュ・コンテ。
異なる風土が育んだ、それぞれの土地ならではの味わいをお楽しみください。
アレオス熟成
ウォッシュチーズの王様を丹念に熟成


ブルゴン熟成
夏山の放牧地の爽やかさ、伸びやかな味わい
フランスジュラ山脈地域産ハードチーズエスティーブ16カ月以上熟成



チーズの本場フランスで“最も人気のあるチーズ”かつ“生産量No.1”として有名なのが、コンテAOPです。
歴史も古く、中世の頃にはすでに生産が始まっていたという説もあります。
ブルゴン氏の父グザヴィエ氏の故郷のチーズでもあるので、ブルゴン氏にとっては特に思い入れの深いチーズです。
伝統的な製法を守りながら、厳しい規定のもとで製造を続ける信頼のおける生産者からコンテAOPを買い付け、ブルゴン氏が長い時間をかけて追熟しました。
“エスティーヴ”と呼ばれる、夏の間に山に放牧されて新鮮な草花を食べた牛の、最も品質の高いミルクで作られた味わいは、素朴さとヘーゼルナッツのような深い甘みが魅力。
更にブルゴン氏のチーズ熟成技術で旨味が引き出され、卵黄のようなまろやかなコクも感じさせてくれます。
どっしりと重厚感のある食感も素晴らしいです。舌の上にじんわりと広がる濃厚な旨味は、プロ中のプロによって丹念に長期熟成されたチーズである証です。
赤・辛口
柔らかく上品な仕上がり
フランソワ・ゲイスヴェラー ブルゴーニュ・パストゥグラン 2022


フランソワ・ゲイスヴェラーは、ブルゴーニュで最も古いメゾンのひとつ。
星付きレストランや3ツ星レストランにも多数支持される老舗メゾンです。
バストゥグランは、ピノ・ノワールとガメイをブレンドした赤ワイン。
ピノ・ノワールの繊細な酸味にガメイの豊かな果実味が絶妙に調和した、柔らかく上品な仕上がりが魅力です。
ゲイスヴェラーでは、果実のフレッシュさを保つためステンレスタンクで熟成し、収穫後6ヵ月で瓶詰しています。
エポワスの濃厚な旨味をワインの爽やかな酸と果実味が引き立て、
フランスジュラ山脈地域産ハードチーズエスティーブのナッツ感と旨みには、豊かな果実味と程よい骨格が寄り添います。

ブドウ栽培に適した土壌と気候に恵まれ、
約2,000年にわたるワイン造りの歴史を持つ銘醸地。
今回は、アレオス氏熟成「エポワス」と、
ブルゴン氏熟成「フランスジュラ山脈地域産ハードチーズエスティーブ
16カ月以上熟成」という、それぞれに異なる魅力を持つ2種類をご用意しました。
異なる風土が育んだ、それぞれの土地ならではの味わい。
ぜひ赤ワインとともに、
チーズを通してフランス屈指の美食文化が息づく
フランスを旅するようなひとときをお楽しみください。
卓越した熟成技術が導く、艶と濃密さ
“ウォッシュチーズの王様”とも称される「エポワスAOP」。その起源は16世紀頃、ブルゴーニュ地方の修道士たちにあるとされています。
熟成過程において同郷の地酒、マール・ド・ブルゴーニュで表皮を洗っているのが特徴です。
アレオス氏は信頼する生産者からエポワスを買い付けると、パリの熟成庫でさらに6~8週間熟成。
その間、アレオス氏の元でもマール・ド・ブルゴーニュを吹きかけ表皮を洗う作業が繰り返されます。
この丹念なウォッシュ作業により表皮は艶やかさを増し、生地はもっちり・トロリとした食感へと変化していくのです。
クリーミーな生地を口に含むと、華やかなお酒の風味とともに力強く凝縮された旨味が口いっぱいに広がります。
しっかりとした塩味の中に、どこか醤油を思わせる香ばしさがあるのが特徴です。
余韻にはミルクのコクやほのかに苦みも感じられ、その長い余韻が身体全体に染み渡るような感覚を覚えるでしょう。