こんにちは、四方@店長です。
イタリアでは、デザートの場面では「ドルチェxコーヒー」が定番の組み合わせですが、お祝いや特別なディナーなどでは「ドルチェ×ワイン」を合わせるのも基本です。
この中でも最も広く親しまれ、評価も高いのが「ヴィショラチェリー」を使ったヴィショレワインです。
貴腐ワインのように甘く、まったりとした濃厚な味わいとともにフルーティーな香りが鼻にすぅーっと通っていきます。
後味も、ワイン独特の苦みと酸味とともに、果実とスミレの花の香りが残ります。
詳しくお話を聞いていくと、昨日ブースにいた方は会社の創設者で、作っているワインのレシピは、彼のおじいさんのおじいさんの…と、何世代も前から受け継いでいるものなのだそうです!
幼いころのマウリ少年は、祖父が漬けたおいしそうな香りのワインをつまみ食いしたくてしょうがなかったんだとか。
こうして作られるヴィショレチェリーワインは、少し前までは地元の人々だけが知っている“ご当地ワイン”のような存在でしたが、今では有名なレストランでも取り扱われるようになっています。
また、冷やしすぎると、せっかくの甘みが感じられなくなる可能性もありますから、「13℃」ほどに冷やしてお召し上がりください。



