\生産終了/
在庫限り!最後のチャンス!
はちみつを48%も使用!
フランス・ディジョン発祥の
甘くてスパイシーなケーキ
一度食べたらクセになる
フランスの郷土菓子
こちらのお菓子、日本ではあまり馴染みがありませんので、その名をはじめて聞いたというお客様も多いことでしょう。
この「パンデピス」とは、11世紀頃のフランスで、十字軍の遠征を機に作られ始めたという、
とても伝統的な地方菓子の一つです。
フランスワインの名産地として知られるブルゴーニュ地方に、
美食の都として知られている「ディジョン」という町があります。
カシスやマスタードが有名ですが、それに並ぶほど有名な銘菓がパンデピスです。
十字軍の遠征によって、スパイス入りのパンが中国からフランドル地方(ベルギーやオランダあたり)に伝わりました。
のちにフランドル地方の王女マルグレットが、フランス・ブルゴーニュ公国のフィリップ3世のところへ嫁いだことで、このお菓子がディジョンで広まったとされています。
この頃はヨーロッパに香辛料が伝わってきたばかりで、香辛料入りの食材が大流行したため、すぐにパンデピスもディジョンの人々に受け入れられました。
今ではフランス各地に広がり、全国的に愛されています。
まさに、歴史上で壮大な“旅”をしたお菓子といえますね。
シナモンやアニスなどのスパイス、そしてはちみつのエキゾチックな風味が、
当時のことに想像を掻き立ててくれるかもしれません。
その味わいは素朴でありながら、とても複雑。
シナモンやアニスの香りが漂い、ざっくりと固めな食感が特徴的です。
たっぷりとはちみつを使っているため、味わいは甘く、
まるでパウンドケーキのように重みがあります。
芳醇な香りで思わずホッとしてしまうような手作り感も人気の秘密でしょう♪
フランス人にとっては知らない人はいないというほど有名であり、生活に密着した郷土菓子です。
特に冬のマルシェ(朝市)には欠かせません。
シンプルなパンですが、それぞれ異なる特徴があります。
素材と焼き加減が決め手となっていますが、はちみつやスパイスの種類によって印象がガラッと変わるんです。
このお菓子を皆さまにご紹介するにあたり、たくさんのパンデピスの食べ比べをしました。
その中から「これが最高!」と思えた、日本人の味覚にもっとも合う1つに絞ったのが、
デジョンに1887年に創業した老舗の養蜂専門業者「アピディス社」のパンデピスです。
彼らは長年フランスの養蜂業をリードしてきた存在で、
4代目となる「ガブリエル・ペルノー氏」は、フランス蜂蜜協会の会長を務めるほど。
フランスでは有名な養蜂家の一族なのです。
彼らはずっとはちみつ作りを専門にしていましたが、
4代目の代から、はちみつを使った故郷に伝わる伝統的郷土菓子のパンデピス作りも始めたそうです。
ペルノー一家は、“パンデピス発祥の地”とされている、フランスのディジョンの町で、
1887年にアピディスを創業。
130年歴史を誇る、老舗のはちみつ専門家たちです。
アピディス社の名前は、アピキュルトゥール(Apiculteur)、フランス語で「養蜂家」という言葉を文字ったものです。
家族経営の企業で、愛情とこだわり、ノウハウと受け継いできました。現在の当主は、4代目のガブリエル・ペルーノ氏。
手作業の養蜂作業にこだわり続けながらも、高い技術で一大メーカーとなり、
フランス中に年間1,000トンのはちみつを送り出しています。
彼らの特色として、巣箱を定置しているブルゴーニュだけでなく、地方の田園地帯で良質な花が咲く場所をみつけ、巣箱を移動する手法で良質の蜂蜜を採集していることでしょう。
はちみつは、蜜を取る花によって香りと味が違います。ガブリエル氏の言葉を借りると、「はちみつはワインと同じ」です。
各地域の風土、土壌、採集時期などの特徴を最大限に引き出し、それぞれの花の開花時期に合わせ、さまざまな種類の高品質なはちみつを作るために移動するのです。
ペルノー一家は、何と4,000個もの巣箱を所有しており、春から夏の間にかけてそれらを運び、フランスだけでなく、スペインなどの隣国へも出向くんだとか!
季節や場所によって、最高の花の蜜を求めて、蜂の巣箱とともにトラックで移動します。蜜蜂がたっぷりの蜜を巣に運び、蜂により蓋をされ、濃厚に熟したところで改めてその先々へ出向き、はちみつを採取しています。
おいしいはちみつを作るには、蜂がのびのびと蜜を集めることのできる最高の環境作りが特に大切なのだそうです。蜂が心地よく過ごせるよう、巣箱の構造にもこだわっているそうです。
また、ミツバチの行動範囲は3kmのため、必ず同じ花が周囲3km以上にわたってびっしりと咲いているような土地を探さないといけないのだとか。
こうした柔軟で妥協の無いはちみつ作りはのノウハウは130年もの間に家族の間に、どこよりも詳しい土壌の知識とともに受けつがれたもの。
最高のはちみつを生み出し続ける秘訣となっています。
ペルノー氏によると、500グラムのはちみつを作るのに、蜂は900万回(!)も蜜を吸わなければいけないそうです。
時間にして何と7,000時間!
意識が遠くなってしまいそうなほどの長い時間をかけて、蜂は毎日蜜を一生懸命に運んでいるんですね。
そんなペルノー一家が作るはちみつは、味わいも極上です!
膨大な時間を費やして集めたアピディスのはちみつは、香り豊かで純粋。
とても深い味わいはちみつなのです♪
そんな彼らが作るはちみつをたっぷりと含んだ、まさに“最高のパンデピス”をご紹介いたしましょう!
「パン・デピス(Pain d'epice)」は、直訳すると“スパイス(epice)のパン(pain)”。
その名のとおり“スパイスで香りづけされたパン”のことです。
しかし、アピディスのものは、むしろ“はちみつケーキ”と呼ぶのが相応しいほど、はちみつの存在が際立っています!
さすが養蜂家が作ったパンデピスのだけあって、最高のはちみつをふんだんに使用。
原材料の48%がはちみつということもあって、食感は驚くほどしっとりしています。
今まで見たどこのパンデピスよりもはちみつの含有量が多く、だからこそ、生地はずっしりと重く、
封を開けた途端にはちみつの香りがふわりと漂います。
アピディスのはちみつは、強い香りと深い味わいが特徴で、パンデピスの味わいも、はちみつが強めに出ています。
口にいれた瞬間、柔らかにはちみつの香ばしい甘みが放たれ、とても華やかで幸せな気分になります。
スパイスが強めのパンデピスが多い中、アピディスのものは、はちみつとスパイスのまとまりが良く、
シナモンやアニスを使っていながらも、くどさは感じられずあっさりしています。
スパイスの刺激をはちみつがふんわりと上品に包み込み、素朴でホッとするような味わいです。
生地はずっしりと、しっとりとしていますが、はちみつをたっぷりと練りこんでいるため、水分は少なめです。
ケーキでも無く、パンでも無い。
初めて出会う食感は、ちょっと不思議な感覚になりますが、これがとてもクセになるんです!
一口食べたらまた一口…と、食べる手が止まらなくなってしまうでしょう。
作り方は、はちみつに小麦粉・砂糖・スパイスを混ぜ、しばらく練ってから、2週間ほどじっくりと熟成させます。
熟成が終わると、ふくらし粉・卵・バターなどを入れ、オーブンで焼きます。こんがりが焼き色がついたら完成です。
このレシピは、ペルノー一家では“おばあちゃんのレシピ”と呼んでいます。
じっくりと時間をかけ、昔ながらの手法そのままに丁寧に作られた、
愛情がたっぷり詰まったパンデピスを、どうぞお楽しみください。
とてもおいしいパンデピスですが、実は当初は「保存食」として作られていました。
はちみつは殺菌効果・防腐効果があり、バクテリアや細菌の発生を防いでくれるんですよね。
このため、保存料・着色料など無添加で、安心安全でありながら、日持ちもするお菓子なのです。
夏場以外は常温で半年以上おいても、腐ったり風味が落ちたりすることはありません。
また、パンデピスはいろんな使い道があるんですよ♪
そのままでも十分に美味しいので、ティータイムや朝食にコーヒーや紅茶と合わせて、しっとりとふんわり柔らかな食感と、優しく広がる香りをお楽しみください。
クリームチーズやブルーチーズ、ウォッシュチーズなど、チーズの塩気とコク、旨味がパンデピスの甘味と素晴らしいマリアージュを生み出します。
トーストすると、表面はカリっと、中はねっとりとします。そんな相反する食感はクセになります。部屋中に広がるスパイスの香りもたまりません!
フランスでは、フォアグラ料理にパンデピスを合わせます。フォアグラの濃厚なコクがパンデピスの甘味でさらに引き立ち、深い味わいが絡み合います。
カモ肉や豚肉のローストなど、クセのあるお肉には、パンデピスのソースがよく合います。パンデピスを、フォン・ド・ヴォーにひたひたにしてふやかし、バターを加えて乳化させるとトロリとしたソースの出来上がり。塩コショウしたお肉にかけるとご馳走になります!
乳製品と相性がいいので、牛乳、バター、ヨーグルト、フロマージュ・フレなどをつけたり、塗ったり、浸したりしてお楽しみください。
キャラメルアイスやバニラアイスを乗せたり絡めたり、トッピングにしてもいいですね。ブラックコーヒーと一緒に、フランスの郷土菓子をデザートしてお楽しみください。
オレンジピールやいちじくのドライフルーツ、クルミなど、さらにトッピングを乗せると、毎回違った味わいを楽しめます。リンゴや洋ナシのキャラメリゼなども絶妙です!
お料理の隠し味として使う際は、煮込むなら、そのまま小さめにカットして投入してもいいですし、
カリッとトーストして乾いた状態にすると、生地がパラパラになり砕けていきます。
紛状にして、アイスにかけたり、ソースなどの隠し味に使ってもいいですね。
スパイスの香りと甘みが、お料理の絶妙なアクセントとなってくれます。
トーストにした時に、スパイシーな香りが広がるのも幸せですよ!
さらにチーズ専門店としては、全て食べきってしまう前に、
“チーズとのマリアージュ”もお楽しみいただきたいものです。
私たちがオススメするマリアージュを、いくつかご紹介させていただきましょう。
ピザでもよく見かける「甘い×辛い」の“対比的マリアージュ”は、クセになるほどの極上の組み合わせ。
「パルミジャーノ」、「アジアーゴ」、「ゴーダ」などハチミツのような甘みと塩気のあるものにも好相性です。
「リコッタ」、「マスカルポーネ」、「クリームチーズ」などをディップしたり乗せたりするのもおしゃれです。
「ブリーチーズ」、「カマンベール」など、ミルクのコクとハチミツのさっぱりとした甘みは、間違いない美味しさです。
「エポワス」、「スーマントラン」、「ピエ・ダングロア」など、とろりと濃厚なコクのあるチーズはお互いの個性が引き立ちます。
「サントモール」、「クロタン」の熟成が若めなモノを乗せてオーブンで楽しむのもフランス流。とろり溶けたアツアツの状態でどうぞ。
どのタイプのチーズとも相性が良いのが面白いですよね♪
これだけ幅広くチーズと楽しめる食材ですから、
当店がチーズとは切っても切れない仲にある『パンデピス』に注目したのは、
当然の成り行きだったと言えるでしょう。
合わせる飲み物は、ワインはもちろん、紅茶やブラックコーヒー、ブランデーやマール酒のお供にいいですね。
いかがでしたでしょうか?
いろんなアレンジをお楽しみいただけるパンデピス!
楽しみ方は無限大ですので、
ぜひそれぞれの楽しみ方を見つけてみてください!
保存料・着色料は無添加ですが、
日持ちもするので、ギフトにも最適です!
ラッピングしてお届けしております!