しっとりしなやかな生地。羊乳らしい濃厚なミルクのコクと甘みがあり、とても美味しいです!
ほっくりとした旨味、際立つ。
上質なミルクがもたらす濃厚なコクと甘み
それでは、『トム・サン・シュルピス』をご紹介いたしましょう。
『トム・サン・シュルピス』は、
3代続く家族経営の小さなチーズ農家が作る、
生産量がごくわずかの羊乳製チーズです。
フランス南部の大西洋側に広がる
ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏のうち、最も
東に位置するコレーズ県で作られています。
コレーズ川が流れ、石造りの家々が点在する、
昔ながらののどかな風景が広がっています。
静かな自然に囲まれた土地で生活する、家族経営の小さなチーズ農家が、
羊の世話をし、ミルクを絞り、一つずつ、『トム・サン・シュルピス』を手作りしています。
ポツポツと穴が開き、茶色の粉を吹くような素朴な表皮は、
有名なチーズ『ミモレット』でも見られる「シロン(チーズダニ)」の影響です。
シロンはチーズの表皮を食べ、熟成を助けてくれます。
シロンによる表皮の変化は、チーズの旨味が増す効果があるため、ミモレットや
トム・サン・シュルピスを美味しく仕上げるために、シロンは欠かせない存在です。
(私たちの身の回りにいるダニとは異なり、口に入っても健康に害はございませんのでご安心ください。)
路傍の石のように素朴な見た目の内側には、
羊乳らしい甘みとコクを備えた生地が詰まっています。
この『トム・サン・シュルピス』を、熟成士の巨匠 フィリップ・アレオス氏が
コレーズから取り寄せ、細やかな手技で仕上げています。
丁寧な手作りの美味しさに加え、卓越した技術で3~6ヶ月に及ぶ熟成を施された
深い味わいが光る逸品です。
生地には草原の草を思わせる香りが感じられます。
熟成によりミルクのコクが凝縮した味わいに、ほっくりとした旨味が際立ちます。
気になるクセは無く、上質なミルクの甘みと長い余韻をお楽しみいただけます。
アレオス氏からも、楽しみ方のヒントをいただきました。
しっとりしなやかな生地。羊乳らしい濃厚なミルクのコクと甘みがあり、とても美味しいです!
噛みしめるほどに甘みと旨味を感じられます。良質な草を食べて育ったのだろうなぁ、と思わずにはいられない上質な味わいです!
優しく穏やかな味わいかと思いきや、意外と塩気もあり、旨味もあります。そのままでも十分に満足できますが、ジャムとあわせると、甘みや香りがまた違った印象になり、さらに楽しめました♪
地元で長く愛されているような、良い意味で田舎らしさのある素朴な印象です。酸味、コク、甘みのバランスがよく、羊乳の良さがとても出ています。
繊細な味わいを楽しむため、
薄くスライスしていただくのがおススメです。
メンブリージョ(マルメロのジャム)やハチミツに
合わせても、美味しくお召し上がりいただけます。
マディランやイルレギなど、
コクがあり力強い辛口の赤ワイン
サンセールやカンシーなど、
香り豊かで爽やかな辛口の白ワイン
こちらの、ジゴンタスも、力強い赤ワインです。
ご一緒にお試しいただくと、チーズをより楽しんでいただけることでしょう♪
緑豊かな山間の地から届いた、素朴な味わいの羊乳チーズ。
家族経営の小さなチーズ農家が1つ1つ丹精込めて作っています。
生産量がごくわずかな希少品のため、今回輸入できたのは20個のみ、次回入荷予定も未定となっております。
凝縮されたミルクのコクと甘み、ほっくりとした旨味を、
是非、この機会にお試しください。
繊細な味わいですから、薄くスライスするのがおすすめです。
マルメロのジャムや香り豊かなハチミツとも相性が良いでしょう。