40年以上バルサミコだけを作り続けてきた
イル・ボルゴ・デル・バルサミコ社の
今までの常識をくつがえす“魔法の液体”
伝統製法の守り、熟成庫で大切に育まれた「イル・ボルゴ・デル・バルサミコ」の極上のバルサミコを入荷しました。
リピーター様からお問い合わせもいただく密かに人気のバルサミコです。
通常、スーパーや食料品店で見かけるバルサミコは、サラサラとした濃い茶色の液体ですが、
『イル・ボルゴ・デル・バルサミコ』シリーズは非常に濃厚で、とろみと甘味がある“超熟バルサミコ”です。
特に、イエロー・オレンジ・レッドの3色の中でも、
最も長期熟成タイプとなる『レッドラベル』と、
デザインにこだわった最高級の『サテン』は、
スプーンですくってパクッとお口に含んでいただいても
むせかえるような酸味はなく、とてもまろやかなのです。
このバルサミコたちはイタリア北部のレッジョ・エミリア産のブドウを使って、同地で生産・熟成されています。
熟成には「樽」を使用しています。
一般的に、ヨーロッパではワインやブランデー、
シェリーワイン、ポートワインやウイスキーを発酵・熟成させるために樽を用いますが、バルサミコにもこのような製法があるんですね!
原料となるブドウの果汁を大きな鍋で長時間煮詰め、濃縮していきます。
その後、樽へ詰め、1~2年間静置するのですが、
冬はとても寒い屋根裏部屋で、夏には猛暑となる場所で慎重に温度管理をします。
温度差を生じさせることにより、中のバルサミコが酢酸発酵し、味わいに深みが出てくるのです。
レッジョ・エミリア産のコンディメント・バルサミコは、
フランス産のオークの木を使って作られた樽の中で熟成されますが、1年ごとに樽の移し替えが行われます。
これは、バルサミコが蒸発・濃縮されていくにつれて、樽の中の量が減っていくのを調節する作業です。
いくつもの樽が年代順に並べられており、年代の古いバルサミコの樽に翌年作られたものを追加、
ここで追加に使った樽に、さらにその翌年のバルサミコが追加される。この繰り返しでバルサミコの移し替えが行われます。
このため、一つの樽の中には違う熟成年数のバルサミコがいくらかブレンドされることになり、
バルサミコの熟成年数は一概に決められません。
消費者の混乱を避けるため、イタリアの法律でも、バルサミコの熟成年数を明言することは禁止されているほどです。
イタリア北部エミリオ・ロマーニャ州のモデナで誕生したバルサミコは、もともと「公爵の酢」と呼ばれていました。
最古の記録は、1046年、モデナの侯爵であったカノッサ家のボニファッチオ氏が、
神聖ローマ帝国のヘンリー3世の即位のお祝いとして、バルサミコを樽ごと贈呈したと言われています。
また、この頃にはエミリオ・ロマーニャ州を支配していた一族が、海外の国王や貴族を城へ招き、
晩餐会開いては、食前酒や料理の調味料、贈答品として使用して いたそうです。
「aceto balsamico(=アチェート・バルサミコ)」の名前の 由来は“aceto=酢”と“balsamico=かぐわしい芳香の媚薬”。
樽から移る木の香りが的に移り、独特の味わいを生み出します。
また、バルサミコは殺菌作用のある酢を原料としているため、
昔から身体に良いとされており、薬用として使用されていました。
例えば、咽の痛み・歯痛・消化不良・養毛剤などとして使用され、さらには疫病などの予防効果があるとされていました。
現在でも、「ポリフェノール」含有量の多さで注目を集めており、
日本の黒酢の3倍、ワインの10倍ものポリフェノールが含まれていることが分かっています。
消化不良にも効くとされ、朝や食後にバルサミコをスプーン1杯分なめるとお腹に良いと言われています。
イル・ボルゴ・デル・バルサミコ社のバルサミコの中では色が最も茶色に近く、つややかな印象。
サラっとしていて、
サラダなどに最適なバルサミコです。
よりスパイシーに感じられるため、お魚のマリネやカルパッチョ、お肉料理にも最適です。
古くから伝わる伝統の味わいをお楽しみ下さい。
とろみも格段と増し、スパイシーな酸味よりも、
旨味と甘味がギュッと凝縮されたタイプです。
その違いは、瓶から垂らすとすぐにお分かりいただけるでしょう。
甘さが特徴的ですが、最後にしっかりとバルサミコ独特の酸味が残ります。
日本の醤油のような使い方で、お料理の旨味出しや、素材の旨味をさらに引き出してくれるような存在です。
パスタやリゾット、お魚のタルタル、テリーヌなどに最適です。
スプーンに垂らしても、ツ―ッと垂れていき、お皿やスプーンに乗せた時は、
その形がしっかりと保たれるほどにトロミが出ています。
そしてとにかくまろやか。
酸味がほぼ消え、キャラメルのようにブドウの香りが甘く、濃厚に感じられます。
もちろん、酸味は消えたわけではありません。
最後にほんのりと酸味が感じられますが、
非常にまろやかなため、お口の中はまるでクリームを飲んでいるかような濃縮具合です。
この旨味を十分に活かすには、素材がおいしいことが大条件です。
できるだけシンプルな素材に、シンプルにサッと掛けてバルサミコの味わいをしっかりと感じてください。
フルーツやお料理の旨味をさらに引き出しつつ、全てを調和するようなまろやかな甘味をお楽しみください。
『サテン』は、さらに“ワンランク上”のバルサミコです。
もちろんトロミは、他の物よりも格段と強く、まるで絹のように滑らかで酸味を感じない繊細な味わいをしています。
その後味は複雑で、“禁断”と言われるに相応しいでしょう。
その秘密は製造方法にあります。
同社の他のバルサミコは、最後の一年だけ、小さな樽から大きな樽に戻すのですが、
このサテンは、最後の熟成まで小さいオークの樽の中に入れられているのです!
だからこそ、オークの木の香りが強く感じられるのです。
このため、一年に千個しか生産できない、とても希少性の高いもので、
イタリアでもなかなか手に入らない“幻のバルサミコ”なのです。
ボトルも特徴的で、他のものが大きめのモダン&スタイリッシュな印象であるのに対し、
薄いガラスで一つ一つ手作りで作られたブローガラスで作られているのです。
これは、一つ一つ丹念に職人が作り出しています。
※こちらは極少量しか生産されない希少なバルサミコのため、価格は同じ「コンディメント・シリーズ」よりも少しお高いですが、ボトルの大きさは「100ml」です。
同じサイズではございませんので、お気をつけください。
※パッケージは変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
イル・ボルゴ・デル・バルサミコ社は、イタリアのレッジオ・エミーリア地方の会社です。
この地方は、農産物・畜産品が豊富なことで知られており、“宝の島”と呼ばれています。
その名の通り、レッジオとはパルミジャーノ・レッジャーノの名前の由来となっており、
イタリアで最も好まれているバルミジャーノチーズが生産されている地域でもあります。
歴史も古く、旧市街は赤やオレンジ色の古い城壁に囲まれており、 16世紀頃からの人々の暮らしが今でも見て取れます。
そんな土地で、パルミジャーノチーズに次ぐ名産品である「バルサミコ」を40年以上にわたって作り続けているのが、クリスティーナ・クロッティーさんです。
この40年という期間は、この歴史ある土地ではそれほど長いものではありませんが、バルサミコの熟成歴が短いということではありません。
同社のバルサミコは、代々、クロッティーさんの一族が、
自宅用・知人用として大切に熟成を続けていた、少量生産の年代物なのです。
この地方では、自らバルサミコを生産し、それを長い年月をかけて熟成させ、
代々受け継いでいく風習があり、同社もそれがもとになっています。
もちろん、全ての家庭ではありませんが、何十軒に1軒ほど、バルサミコの熟成を行っている家があり、
そのご近所さんや町の人々に分け与えていくそうです。
クロッティーさん一家のバルサミコも、このようにして作られてきました。
お爺さん、お父さんが丹念に世話をしてきたバルサミコは、専用の熟成庫、
そして屋根裏部屋で保管され、御家族が一人二人と増えていくのを見守ってきたのです。
そしてクロッティー家のバルサミコは、口コミによって話題となり、
バルサミコを求めて、隣町からも次々にお客様がいらっしゃるようになったのです。
もとは一家族の味から始まり、それが話題となり、どんどん広まっていった…という、正真正銘の“家庭の味”なのです!
今では、ヨーロッパやアメリカをはじめとする
世界10ヶ国に輸出するまでになっており、その全てが世界中でその名が知られている超高級ホテルや超高級レストランです。
希少なレッジョ・エミリアのブドウのみ使ったバルサミコ。
一度お召し上がりいただければ、必ず衝撃的なおいしさを味わっていただけるでしょう。
今までの常識をくつがえす“魔法の液体”を、皆さまも是非ご体験ください!
次回の輸入は、未定ですのでお早めにお買い物求めください!