ウォッシュチーズと出会う喜び

塩水やお酒でチーズの表皮を繰り返し洗いながら熟成させるため、独特の菌が育ち、唯一無二の香りと風味が生まれます。
この「洗う」工程が、ウォッシュチーズの最大の特徴!
香りは強烈でも、口に入れると驚くほどまろやかで奥深い味わいが広がります。
ウォッシュチーズは、土地の気候や使う液体(塩水・ワイン・蒸留酒など)、そして熟成士の手によってまったく違う個性を見せるため、“出会いの喜び”を味わえるチーズです。
熟成士の技と歴史が生み出す、
珠玉のウォッシュチーズ。
通好みのチーズ、ウォッシュチーズ。
その魅力は、一度知ると忘れられない、
香りと旨みの深さにあります。
表皮を塩水やお酒で洗いながら熟成させるため、
独特の香りと奥行きある味わいが生まれるウォッシュタイプのチーズ。
ヨーロッパでは古くから「食通のチーズ」として愛され、
チーズ好きが最後にたどり着くジャンルとも言われています。
今回は、そのウォッシュチーズにフォーカスし、
チーズプロフェッショナル資格を持つスタッフたちが、“プロが惚れた3種” を厳選してご紹介します。
「ちょっとクセが強そう…?」と思われる方にもぜひ試していただきたい、
奥深くて魅力的なウォッシュチーズの世界へ、ようこそ。
塩水やお酒でチーズの表皮を繰り返し洗いながら熟成させるため、独特の菌が育ち、唯一無二の香りと風味が生まれます。
この「洗う」工程が、ウォッシュチーズの最大の特徴!
香りは強烈でも、口に入れると驚くほどまろやかで奥深い味わいが広がります。
ウォッシュチーズは、土地の気候や使う液体(塩水・ワイン・蒸留酒など)、そして熟成士の手によってまったく違う個性を見せるため、“出会いの喜び”を味わえるチーズです。
ウォッシュチーズの魅力はなんといっても「香り」。
洗浄により表皮はオレンジ色や赤褐色に変化し、独特の強い香りを放ちますが、内側の生地は意外にも繊細でクリーミー。
香りの奥には、ナッツや焦がしバターのようなコク、熟した果実を思わせる甘みが潜んでいます。
香りと味のギャップに魅了される人が多いのも、このタイプならではです。
ウォッシュチーズは、ワインや日本酒などお酒との相性が抜群。
たとえば、マンステールには「ゲヴュルツトラミネール」、エポワスには「ピノ・ノワール」や「マール・ド・ブルゴーニュ」、キュレ・ナンテには地元ロワールの「ミュスカデ」や吟醸酒などがおすすめです。
香りにひるまず、思い切ってひと口頬張ってみてください。
すると……、芳醇でクリーミーな旨みが一気に広がり、食後には長い余韻が続きます。
プロが惚れた3種で、ウォッシュチーズの魅力をご体感ください。
同じ「ウォッシュ」カテゴリーでも、香り・食感・余韻が見事に異なり、食べ比べれば、奥深い世界がさらにぐっと身近に感じられます。
ウォッシュチーズは、軽く室温に戻してから味わえば、香りと食感が一段と豊かに広がります。
お気に入りのパンやドライフルーツ、ナッツを添えれば、風味の対比がより鮮明になるでしょう。
チーズの背景や産地の物語を知りながら味わうと、一口ごとに深みのある体験となること、間違いありません!
それでは、セット内容をご紹介してまいりましょう!
「マンステールAOP」は、この地域唯一のAOPチーズです。
牛の品種は、フランス北東部バ=ラン県のヴォージュ山脈を中心に生息する、ヴォージュ種のみ。
作られたチーズは、AOP規定により何度も塩水で洗われながら、生産元で3週間を過ごします。
そうやって作られたマンステールAOPの中でも、アレオス氏はさらに、
伝統製法にこだわる最高の作り手による、農家製無殺菌乳マンステールを厳選し、熟成を行います。
配合にこだわったオリジナル濃度の塩水で4~6週間ウォッシュ作業を繰り返すうち、
表皮はオレンジ色に変色し、中の生地は滑らかに、そしてクセが和らぎ、まろやかで繊細な風味へと進化させます。
このチーズならではの濃厚な味わいが研ぎ澄まされ、長い余韻を残す奥深いチーズとなるのです。
ねっとりとした表皮と、まろやかで繊細な中身のコントラスト。
濃厚さの中に残る余韻の美しさは、まさに「芸術」と呼ぶにふさわしい逸品です。
他のマンステールと比較しても、“ひときわ輝く真珠”のように魅力的で、そして希少です。
アレオス氏が、「これこそが“最高のマンステール”です!」と胸を張る逸品です。
おすすめのペアリングはアルザスワイン「ゲヴュルツトラミネナー」。
華やかな香りと芳醇な旨みが絶妙に調和します。
2品目、“ウォッシュチーズの王様”を、熟成士の手でさらに高みへ!
「エポワスAOP」は、ブルゴーニュ地方が誇る世界的なウォッシュチーズです。
表皮にはマール・ド・ブルゴーニュを用いて繰り返しウォッシュを行い、旨みと香りを重ねます。
熟成が進むにつれて、表面は鮮やかなオレンジ色に変わり、内部はとろりとした質感に。
熟成庫の空気と造り手の感覚が生んだ、ブルゴーニュの伝統を映す一品です。
ロドルフ氏は、厳選した生産者の手による、ウォッシュが重ねられた状態のエポワスを、自身の熟成庫で追熟しています。
短い期間で最適な熟成状態を見抜き、温度と湿度を緻密に制御しながら、クリーミーでしなやかな生地へと仕上げるのです。
チーズの魅力を最大限に引き出すその技は、MOF熟成士ならではの精緻な仕事ぶりです。
ロドルフ氏のエポワスAOPは、ウォッシュチーズでありながら驚くほどマイルドな風味です。
ねっとりと舌に絡む食感の中に、ナッツを思わせる香ばしさと、白ワインを想起させる華やかな香りが共存しています。
ミルクのコクと軽やかな酸味が調和し、濃厚でありながらも上品で洗練された味わいを楽しめます。
熟成を知り尽くした匠の技が、エポワスを「特別なテーブルの主役」に変えるのです。
その芳醇な香りと豊かな風味は、ブルゴーニュの大地と歴史を感じさせ、食べ手に深い余韻を残します。
3品目。司祭が生んだ伝統と、ブルゴン氏の熟成が融合!
「キュレ・ナンテ」は、フランス・ロワール河口の港町ナントが誇る歴史あるウォッシュチーズです。
フランス革命の時代、ナントへ逃れた司祭(キュレ)が生み出したと伝えられ、
以来150年以上にわたり、ほぼ変わらぬレシピが守られてきました。
丸みを帯びた正方形の小さなフォルムと、鮮やかなオレンジ色の表皮が特徴で、ナントの美食文化を象徴する存在です。
Le Cure Nantais社は、5世代にわたり、伝統のキュレ・ナンテを守り、作り続けています。
搾乳後すぐに運ばれる新鮮なミルクによって素朴な甘みとコクをもつ生地を生み出され、
ナントが誇る“美食の宝石”として愛されています。
MOF熟成士ブルゴン氏が取り扱うキュレ・ナンテは、
塩水に加えてロワール特産の白ワイン“ミュスカデ”でウォッシュされた特別な一品です。
爽やかで華やかな香りが表皮に宿り、ねっとりとした外皮を噛むとシャリシャリとした独特の食感が楽しめます。
内部はふっくらもっちりとした口当たり、ほのかなナッツの香りと、穏やかなミルクの甘みが感じられます。
ブルゴン氏は、このチーズを丁寧に追熟し、もっちりとした生地をさらにクリーミーに仕上げています。
その結果、口の中でとろけるような舌ざわりと長く続く余韻が生まれ、柔らかく上品な味わいが際立ちます。
ミュスカデの爽やかな香りとナント伝統のコクが融合したこのキュレ・ナンテは、特別なテーブルを彩る逸品です。
3種のウォッシュチーズを食べ比べることで、その多彩な表情と奥深さを存分に味わっていただけます。
チーズのプロが選び抜いた「香りと旨みの冒険」に、一緒に飛び込んでみませんか?
今回は初めての企画を記念して、特別価格でご用意しました。
通常価格税込11,631円のところ
お試ししやすいように!10%OFF
9,690円(税抜)
(税込10,465円)
ウォッシュチーズの奥深さを、ぜひこの機会にご自宅でご堪能ください。
皆様と、素敵なチーズとの新しい出会いがありますように。
1品目は、ウォッシュチーズの原点にして、アルザスの誇り!