料理との相性抜群!
同じ種類のオリーブを使用する、
全く味の違うAOPオリーブオイル2種!
今回ご紹介する2種類のオリーブオイルを造る、
「シャトー・カリサンヌ社」は
フランスのワイナリーでワインの醸造・販売を中心に行っています。
「なぜワイナリーがオリーブオイル?」
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はブドウとオリーブは密接に関わる果実なのです。
ブドウとオリーブは、育つテロワール・土壌・気候などがとてもよく似ており、多くの農園で一緒に育てられているそうです。
シャトー・カリサンヌ社は、15年前から自社ブランドのオリーブオイルを販売するようになり、ワイン作りと同様に丁寧にオリーブを摘み、こだわりの製法で仕上げています。
一般的なオリーブオイルでは感じられない苦みや辛味が「本物」のオリーブオイルである証で、他とは一線を画す個性的な味わいです。
そんなシャトー・カリサンヌ社のこだわりのオリーブからご紹介していきます!
カリサンヌの5つのオリーブ畑
60ヘクタールのAOCエクサン・プロヴァンスのオリーブ畑は、
ランソン=プロヴァンスの丘のふもとに位置し、
サント・ヴィクトワール山に面しています。
南向きの5つのオリーブ畑は、石灰岩の小石が堆積した土壌で、
栽培に適切な暖かく乾燥したテロワールに植えられています。
オリーブ畑は伝統的な栽培方法で、フランスでは1ヘクタールあたり平均350本に対し、カリサンヌでは100本と間隔が広くとられているため、根の競合が少なく、木が繁茂しています。
この密度の低さが、土壌の高い生命力を保証しているのです。
オリーブの種類について

サロネンケ
サロネンケは、サロン・ド・プロヴァンス地方で生まれたオリーブで、主にプロヴァンス地方で盛んに栽培されています。
カリサンヌでは、生産量の約40%を占めています。
その特徴はかなりマイルドなフルーティーなグリーンスタイルで、アーティチョーク、ヘーゼルナッツ、青リンゴの香りがするでしょう。
アグランダウ
南仏のオリーブの品種で、フランス語で「腺」を意味するどんぐりに似ていることから、この名前がつきました。
この品種は、フランスのオリーブオイル生産量の約20%を占め、シャトー・カリサンヌ社の区画では60%を占めています。
果肉が厚く、オイル用と食用に適した両用品種で、果実味と豊かな舌触りが特徴的です。
2種のオリーブオイル
レ・メルヴェイユ Les Merveilles
(サロネンケ50%、アグランダウ50%)
サント・モデスト Sainte Modeste
(サロネンケ60%、アグランダウ40%)すっきり爽快感あふれるフルーティー
レ・メルヴェイユ Les Merveilles

※ピリッと感について
喉の奥のほうで感じるピリッとした刺激のある辛味は、ポリフェノール成分の「オレウロペイン」です。
ポリフェノールとは、植物に存在する苦みや色素の成分で、人体の老化の原因となる酸化に対し、抗酸化作用が強く、生活習慣病の原因となる活性酸素などの有害物質を無害に変える力がある成分です。
またオレウロペインは、オリーブの実がまだ若く青い状態の時に最もたくさん多く入っています。つまり、オリーブオイルを口に含んで、苦みや辛さがあるオイルは、若いオリーブの実の成分がそのままオイルに閉じ込められており、良質だという証拠です。
完熟オリーブのまろやかなコクとほんのりとした辛味
サント・モデスト Sainte Modeste

【シャトー・カリサンヌ社】
Chateau Calissanne

2001年にフィリップ・ケスラー氏がオーナーとなったシャトー・カリサンヌ社は、ワイン用地とオリーブ畑を併せ持つ家族経営のワイナリーです。
フランス・マルセイユの西にあり、地中海に隣接しているベール湖のほとり、プロヴァンス地域の中心に拠点をかまえています。所有する1100ヘクタール以上という広大な土地でワインとオリーブオイルを生産しており、その味は数多くの賞を受賞するほどです。
また、2019年にはフランスの農水省による環境認証の最高レベル「HEV(High environmental value)レベル3」を取得しました。この認証は、フランス政府の基準を満たした環境保全を推進する農家や企業に対する評価であり、栽培から消費者に届くまでの全段階において環境にやさしい取り組みをしていることがわかります。
限定各20本!

ひとことにオリーブオイルと言っても、使用するオリーブの種類や収穫時期、抽出方法などによって
味が全く違ってくるものです。
フランスのワイナリーが手掛ける、一味もふた味も違った個性的なオリーブオイルは、他に見ない味わいです。
こんなオリーブオイルもあるのか、ときっと発見につながるはず。
今回は各種限定20本のみの入荷となります。
是非本物のオリーブオイルの味をご堪能ください!
「なめらかな口当たりで、濃厚なコクを感じました」
瓶から出すと、とろ~りとゆっくりと流れるような柔らかい質感です。そのまま食べると喉の奥に辛味が広がりますが、爽やかな香りやこの辛味が魚料理に合うのはうなずけます!