アレオス熟成
優美な芳香とまろやかな旨味
ブリー・ド・モーAOP



パリに愛された旨み溢れる熟成白カビチーズ2種
フランス屈指の美食文化が息づく、首都・パリ。
そのパリを中心に広がる「イル・ド・フランス地域圏」は、古くからから白カビチーズ生産の伝統が息づいています。
今回ご紹介するのは、そんなイル・ド・フランスで生まれた白カビチーズ2種。
「チーズ熟成士の巨匠」フィリップ・アレオス氏が熟成を手掛けた「ブリー・ド・モーAOP」と、
フランス国家最優秀職人章(M.O.F.)の称号を持つフランソワ・ブルゴン氏が熟成した「クロミエ」です。


同じ白カビタイプでありながら、
それぞれに異なる個性を持つ2つのチーズ。
さらに今回は、その芳醇な味わいとともに楽しみたい、
スパークリングワイン「セレーヌ キュヴェ・ペルル・ブルー」も
ご用意しました。
その味わいを育んだのは、どのような土地なのでしょうか。
まずは、イル・ド・フランスを訪ねてみましょう。


首都・パリを中心に広がるフランス屈指の美食文化を育んだ「イル・ド・フランス」
イル・ド・フランス地域圏は、パリを中心とした地域で、
直訳すると「フランスの島」を意味します。
セーヌ川をはじめ複数の河川に囲まれ、
地域全体が一つの島のように見える地形が、その名の由来とされています。
この地で造られてきたブリーの歴史は古く、8世紀には、
シャルルマーニュ大帝がパリ北西のモー村で作られたブリー・ド・モーを口にし、
その美味しさを絶賛したとも伝えられています。
その後も、パリの宮廷には王族や貴族のために各地からさまざまな美食が集まり、
ブリー・ド・モーも宮廷で愛されるチーズの一つとなっていきました。

一方、冷蔵技術がなく、道路の舗装も不十分だった時代、
傷みやすい白カビチーズを遠方からパリへ運ぶことは容易ではありませんでした。
しかし、ブリー・ド・モーの産地であるモー村はパリに近く、
水運にも恵まれていたことから、新鮮な状態で安定して届けることができました。
宮廷をはじめ、多くの人々が暮らす一大消費地・パリがすぐそばにあり、
さらにチーズを届けやすい地理的条件にも恵まれていたことから、
この地域では白カビチーズの文化がさらに発展。
やがて、ブリーをもとにしながら、
より小ぶりで持ち運びやすい「クロミエ」のようなチーズも生まれました。
長い歴史の中で宮廷にも愛され、
パリという一大消費地と恵まれた立地を背景に、豊かな白カビチーズ文化を育んできたイル・ド・フランス。
今回ご紹介するのは、そんな土地を代表する白カビチーズ、「ブリー・ド・モーAOP」と「クロミエ」。
それぞれをフランス最高峰の熟成士が手掛けた、こだわりの逸品です。
アレオス熟成
優美な芳香とまろやかな旨味


ブルゴン熟成
力強い旨味と濃厚なミルクのコク
クロミエ



ブリー・ド・モーと同様、牛乳を原料とするイル・ド・フランス地域圏の白カビチーズです。
「ブリー三兄弟」といえば、長男が一番大きい「ブリー・ド・モー」、次男が「ブリー・ド・ムラン」、そして一番小ぶりな「クロミエ」が末っ子の三男です。
パリの西側にあるクロミエ村で生まれ、そのまま名前の由来となっています。うっすらとした白カビに覆われ、中身は柔らかく薄いクリーム色。
ブルゴン氏が、手をかけて丹念に熟成させることにより、濃厚なコクと程良い塩味、マッシュルームやナッツのような奥行きのある風味が楽しめます。
トロリとクリーミーな口当たりの中に、熟成されたチーズ特有の複雑な味わいが贅沢な余韻をもたらします。
程良く塩味が効いているため、リンゴのスライスなどのフルーツ、レーズン入りのパンなど、甘みのあるものとの相性も良く、ワインのお供に最高の組み合わせです。
泡・辛口
繊細な泡、しっかりとしたコクと旨味
セレーヌ キュヴェ・ペルル・ブルー


Célène社は、ボルドーでいち早くシャンパーニュ製法を導入してスパークリングワイン造りを始めたパイオニア。
本品はシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を行うことでクリーミーで繊細な泡を生み出し、
シャンパーニュの規定を上回る、18ヶ月間の熟成期間を経て完成します。
グラスに注ぐと淡いゴールドの色調のワインに、美しい泡が立ち昇ります。
レモンやライム、アカシアの白い花を思わせるクリーンなアロマの中に、
僅かにスパイスやコーヒーのニュアンスも感じられます。
軽快ながらもしっかりとしたコクと旨味も感じます。
みずみずしいフルーツのアロマと程よいミネラル感、清々しい酸がバランス良く広がり、
フィニッシュに至るまでエレガントで洗練された印象です。
今回ご紹介する白カビチーズ2種の豊かな熟成感とワインのコクが心地良く調和します。

古くからパリの食文化とともに育まれてきた、イル・ド・フランスの白カビチーズ。
今回は、アレオス氏熟成「ブリー・ド・モーAOP」と、
M.O.F.ブルゴン氏熟成「クロミエ」という、
それぞれに異なる魅力を持つ2種類をご用意しました。
ブリー・ド・モーの優美な芳香とまろやかな旨味。
クロミエの力強い旨味と濃厚なミルクのコク。
同じ土地で育まれた白カビチーズだからこそ、
食べ比べることで見えてくる個性があります。
ぜひスパークリングワインとともに、
チーズを通してフランス屈指の美食文化が息づく
イル・ド・フランスを旅するようなひとときをお楽しみください。
“チーズの王様”と称される一級品
8世紀の頃には作られていたと伝えられる、という長い歴史を持つ白カビチーズです。
1814年頃に開かれたウィーン会議にて、選りすぐりのチーズの中から最も美味しいチーズに選ばれ、“チーズの王様”と称されるようになりました。
アレオス氏が熟成したものは、2015年にパリで開催されたCOP21の晩餐会に供され、当時の仏大統領や米大統領にもふるまわれた一級品です。
全体が柔らかく均一に熟成され、クリーミーな質感が溶けるように舌に絡み、その熟成の妙を体験いただけます。
角の取れたまろやかな塩気で、力強い旨味が幾重にも重なり、キノコを思わせる優美な芳香が鼻孔を立ち上ります。
やがて、ミルクの滋味深いコクと濃厚な風味が口いっぱいに広がり、その熟成感と味わい深さは、熟成士の巨匠アレオス氏ならではの仕上がりです。