カマンベールの大型版の白カビチーズをブリーを呼ぶことがあります。 でも、ブリーとは、もともとは、フランスのパリ近郊の作られてきたチーズのこと。8世紀ころには作られていたという長い歴史のあるこのチーズ は、パリ近郊で作られてきたことから、宮廷でたいへんもてはやされたチーズでした。歴代の王に愛されて、食卓を彩ってきたことから、「チーズの王様」と呼ばれるほど由緒正しいのがこの『ブリー・ド・モーAOP』です。
フランス革命で断頭台の露と消えたルイ16世は、ブリー・ド・モーAOPが大好きで、革命後に逃亡した先でもこのチーズを所望したとか、19世紀に行われたウィーン会議の際、開催されたチーズコンテストでよりすぐりの52品中1位を獲得したとか、エピソードが豊富なのもそのおいしさが愛され続けてきたからでしょう。
これだけ人気があるのは、食べてみればわかります!!!平らで大きな、その優雅な姿形。クリーミーでミルクの滋味豊かな、芳醇な味わい…。フランス宮廷のお墨付きの、究極の一品ともいえる、完成度の高いチーズです。是非、これまたフランスの王様に愛され続けたブルゴーニュの赤ワインと一緒にお楽しみください。『ブリー・ド・モーAOP』のエレガントさがより引き立ちます。