ピコ（PICO）は「端っこ」「くちばし」「キス」という意味があり、食べる時に口をとがらせることから、この名前が付いたという説があります。スペインでは食事の時にパンとセットで『ピコス デ パン』が付いてくることもあります。
『ピコス デ パン』がいつどこで誰によって作られ始めたか、その歴史は明らかではありませんが、スペインの食文化を代表する伝統的な食べ物であることは間違えありません。
香ばしく、品の良い爽やかな香りとサクサク感、良質な小麦の甘みが口の中に広がり、あとを引くおいしさです。食べやすい一口サイズも嬉しい、お手軽スナックです！
歴史的建造物が立ち並ぶスペイン南部アンダルシアの州都、セビリア。闘牛やフラメンコの本場として知られています。
セビリアにあるインディアス古文書館は世界遺産にも登録されており、世界中から観光客が集まる美しい街です。バルやタパスバーも多く立ち並ぶこの街の近郊で、メンデス夫妻が開業したパン屋から、メンデス社は始まりました。お店ではパンの他に、地域の産物を使用したお菓子なども販売し、地元の人々に愛されていました。
小麦粉とオリーブオイルをゆっくりと混ぜて焼き上げる『ピコス デ パン』も人気商品のひとつ。「美味しい！」との評判がまたたく間に広がり、事業を拡大。1980年代には株式会社となり、現在は三代目が経営を引き継いでいます。
『ピコス デ パン』の魅力はなんと言っても“何にでも合う”という万能性！素朴な味わいで、さまざまな食材の風味や味わいを邪魔することなく、上手に引き立てます。
生ハムやチーズのような塩気のあるものはもちろんのこと、チョコレートクリームなど、甘い物と合わせても美味しいです。
でも、その名前を聞いたことがない方にとっては、どんな食べ方をしたらいいのかなかなかイメージしづらいと思いますので、当店からいくつかオススメの食べ方をご紹介させていただきます。
ピコス・デ・パンに生ハムを巻き付けるか、先端に生ハムをちょこんと置いて一緒にお召し上がりください。これは、まさにイタリアの「グリッシーニ＆生ハム」の食べ方と同じですね。
生ハムの塩気が、『ピコス デ パン』の芳ばしさ、オリーブオイルの風味とマッチした、定番の食べ方です。
クリーミーなチーズやソースにディップして食べるものオススメ。冬季限定のウオッシュチーズ『モンドール』との相性も抜群です。
サクサクとした食感とチーズの濃厚な味わいに、食べる手が止まらなくなるでしょう。バジリコソースやバルサミコなどもよく合います。
材料は「小麦粉、オリーブオイル、食塩、イースト」のみと大変シンプルですので、お子様も安心してお召し上がりいただけます。生クリームやジャム、チョコレートペーストをたっぷりつければ、サクサク美味しいおやつにも！
そのままでビールのおつまみや、食事の時のパンの代わりに、細かく砕いてサラダのトッピングやスープのクルトンの代わりにも！シンプルな味わいで何にでも合う『ピコス デ パン』、オリジナルの楽しみ方をぜひ見つけてみてください♪
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