カルシウム吸収を阻害する食品があります
先日の新聞記事で、ちょっと気になる記事を見かけました。それは「カルシウムは、食べ合わせを間違えると摂取が阻害される」というもの。
その原因は、ハムや即席めんなどの加工食品に含まれる「リン酸塩」。粘着や発色効果があるものですが、このリン酸塩に含まれるリンが問題なのです。カルシウムと一緒にリンを摂ると、小腸内でリンとカルシウムが結びついてしまい、カルシウムの体内への吸収を妨げるのです。
リン酸塩は、中華味の即席麺だと120ミリグラム、これが和風味の即席麺だと何と230ミリグラム(!!)も含まれているとか。
リン酸塩をカルシウムの二倍を超えて摂ると、カルシウムは骨の形成には使われなくなってしまいます。これは、リンと結びついて、小腸から吸収されなくなってしまうからだそうです。
一緒に食べるものにも気を使いたいですね
これを聞いて、まず真っ先に頭に浮かんだのが「ハムチーズサンド」でした。
リン酸塩を含むハムとチーズの組み合わせは、カルシウムの吸収のことだけを考えるとよくない組み合わせなんですね。使うなら、リン酸塩を使っていない無添加ハムを使うべきなのかもしれません。
それに私、カップ麺を食べるときに、いつもプロセスチーズをサイコロに切って加えていました。こうすると、チーズがお湯で柔らかくなって、あんまり好みではないカップ麺でも結構おいしく食べられるんですよね。
(特にカレー味のカップ麺を食べるときには必ずやっていたのですが、後で本当にカレーチーズ味のカップ麺が発売されてビックリしました)
でも、この食べ方もカルシウムの摂取に関しては効果が薄いと知って、何だかがっくりしてしまいました。
チーズを食べて、沢山カルシウムを摂っているつもりでいても、そうでないこともあることは知っておかないといけませんね! 食事の前には、ぜひ添加物チェックをしましょう。リン酸塩とチーズの組み合わせはNGですよ!