こんなご質問をいただきましたので、ここでお返事させていただきますね。
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▼読者の方からのご質問▼
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「チーズ塾」の中で、イタリアとドイツのモッツァレラは、“製法は一緒で形が違うだけ”
とあるのですが、イタリアのモッツアレラはどうして水に浸されて売られているのですか?
色が白いのはどうしてですか?」
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ご質問、どうもありがとうございます! ちゃんと読んでもらっているんだなーと、とっても嬉しく思いました。
さて、お答えです。まず、イタリア製の水に浸かって売られているモッツァレッラですが、これがモッツアレラの本来の姿です。お豆腐と同じように、水に浮かべて売っています。その理由は、そのままだと乾いてしまうからです。お豆腐と同じですね。
さて、水に浸けて売るモッツァレッラは、とっても水分が多いチーズです。水分が多いということは傷みやすいということ。
そこで、製造の原理は同じだけど、最終段階である程度チーズから水分を除いて固めた、セミハードタイプのようなモッツァレッラもあります。こちらの方が形も崩れないし、扱いやすいし、保存しやすいのです。保存期間も長く、さらにお安くなりますので、とっても便利ですね。
そのまま食べるなら水に浮かべたやわらかい方がおいしいですが、お料理に使うなら、どちらでもいいでしょう。
それから、水に浸けて売るようなモッツァレッラの色が白いのは、水分が多いからです。同じ牛乳から作っても、水分の多いヨーグルトやフロマージュブランは色が白いですよね。水分を抜いて作られるセミハードタイプのモッツァレッラは黄色くなります。
また、実は本物のモッツァレッラとは水牛の乳で作られるのですが、その場合は、水牛の乳に黄色い色素が含まれていないので、真っ白なモッツァレッラとなります。
こ~んな感じのお答えでよろしいでしょうか?
今後も チーズに関するご質問があれば、どしどし『チーズ塾』宛にお寄せくださいね!