くすんだ色は悪い色?
今日は青カビチーズについてのお話をしましょう。
青カビチーズって、切り売りのお店以外は、パックに入っていたり、ラップで包まれて売られていますよね。この時のカビの色を、よ~く見てみてください。青カビといいながら、ちょっと灰色がかった、くすんだ色をしていませんか?
「これって、カビの状態がよくないんですか?」と聞かれる方もよくいらっしゃいます。
実は、青カビは空気が大好き。パックに入っていたり、ラップで包まれていると窒息状態になり、活動が止まってしまうのです。ですので、色もだんだんとくすんできてしまうというというわけなのです。
でも、青カビは死んでしまったわけではないのでご安心を。ラップをはずして、30分以上、空気に触れさせておくと、だんだんと色が青々としてきて、青カビが活性化してきます。そうすると、味わいもさらに美味しくなりますよ!
ブルーチーズからはホエーが出ます
また、パックをあけたとき、青カビチーズから水分が出ていることってありませんか?
この正体はホエー(乳清)です。青カビは熟成しているうちにホエー(乳清)が出てくるので、それがパックの中に溜まるのです。ホエーはミルクの成分のひとつなので身体に害はありません。
ただ、ホエーがパックの中にたくさんあると、パックの中が蒸れてしまい、雑菌が付きやすくなったり、チーズが傷みやすくなるので、ホエーはこまめにキッチンペーパーなどで吸い取ってあげると青カビチーズも長持ちします。
青カビチーズの特性を知って、上手に付き合って楽しみましょう。