山のチーズとは?

冬に厳しい寒さが訪れる山岳地帯で、長期保存できるように開発された大型のチーズです。山に住む人々にとって、食糧の確保が難しい冬の季節は大きな悩みでした。そこで、貴重な栄養源として保存のできるチーズが作られるようになったのです。

素朴な味わいながら、チーズファンを魅了する“山のチーズ”。
“山のチーズ”とは、スイスやフランスの険しい山々が連なる地方で作られるハードチーズのこと。
厳しい冬の間の栄養源としても重用され、長く愛されてきた伝統があります。
似たようなハードチーズであっても、それぞれの地方でまとうテロワールは異なり、
食べ比べると、より一層それが感じられます。
フランスの東部にある、美しく壮大なアルプスの山々が連なるサヴォワ地方で作られる“山のチーズ”をお楽しみください!

冬に厳しい寒さが訪れる山岳地帯で、長期保存できるように開発された大型のチーズです。山に住む人々にとって、食糧の確保が難しい冬の季節は大きな悩みでした。そこで、貴重な栄養源として保存のできるチーズが作られるようになったのです。

サヴォワは、フランス東部アルプス山脈の麓にある地方です。スイス・イタリアと国境を接する山岳地帯で、「ボーフォール」を始めとした大型ハードチーズの産地として有名です。アルプスの山では、夏の期間限定で、香り高い高原植物のある山へ移動し放牧する“アルパージュ”が行われています。
今回“山のチーズ”としてご用意したのは、選りすぐりのこの3種類です。
【アレオス熟成】
\トム・ド・サヴォワIGP/
\ボーフォール・アルパージュAOP12ヶ月熟成/
\アボンダンスAOP/
【アレオス熟成】
\トム・ド・サヴォワIGP/
\ボーフォール・アルパージュ
AOP12ヶ月熟成/
\アボンダンスAOP/



それでは、さっそくご紹介しましょう!

殺菌乳のものは1年中作られていますが、アレオス氏の仕入れるトム・ド・サヴォワは、農家製の無殺菌の牛乳で作られ、IGP(EU共通の保護地域表示)を取得している伝統的なタイプです。無殺菌乳には、その土地の微生物が存在しているため、殺菌乳で作られたものよりも地域性や季節を反映した風味豊かなチーズになります。
熟成の証である、自然のカビがついているグレーがかった表皮とは対象的に、中身は美しいアイボリー色をしています。それは春の終わりに搾乳されたミルクで作っているためです。
口に含むとしっとりとしていて、舌の上でほどけるように溶けていきます。軽い酸味とともに、優しい塩気、甘い味噌、マッシュルーム、そして最後に鼻を抜けていくほっくりとしたナッツの風味と熟成の旨みが感じられます。“山のチーズ”らしい素朴さを持った、親しみやすい逸品です。

世界的に有名な美食家でその名前がチーズ名にもなっているブリア・サヴァランから、「ザ・プリンス・オブ・グリュイエール(グリュイエールの王子様)」と称された、サヴォワ地方で作られる大型のハードチーズです。
アレオス氏が熟成するボーフォールは、100%夏のミルクから作った“アルパージュ製”。新鮮で栄養価も豊富な草花を食べ、標高の高い夏の牧草地帯でのびのびと過ごした、牛のミルクは別格の美味しさです。アレオス氏による12ヶ月の熟成でさらに濃厚な味わいに高められています。

ボーフォールとアボンダンスに共通する側面がゆるやかに湾曲しているこの特徴的な形は、チーズを馬やロバに背負わせて下山していた時代に、縄を巻きやすくするためだったとか。
ナッツやバターのような芳醇な香りにやや甘みを感じる旨み、ホクホクとした風味をたっぷりとお楽しみいただくには、サイコロ状にカットしたり、薄くスライスしたりするのがオススメです。アルプスに広がる豊かな牧草の香りが移ったような、複雑で甘みのある奥深い味わいです。


伝統的な山のチーズ、アボンダンスAOP。14世期頃にアボンダンスという地区の修道士たちが、一年の半分を雪に閉ざされた山岳地帯で過ごしていました。その冬の間の自給自足の生活を支えるために、夏の時期にこの地の山々でアボンダンス種という牛を放牧し、ミルクを使って保存食を作り出したということが起源だと伝えられています。表皮は濃い黄色から茶色で側面がくぼんでいるのが特徴です。
アレオス氏が熟成するアボンダンスAOPは、果物や干し草を思わせるような芳香が広がり、噛みしめるたびにヘ―ゼルナッツに似た香ばしさと深いミルクの味わいが融合して、複雑な味わいを楽しむことができます。

現地風に、“じゃがいものグラタン”などに乗せて、オーブンで一緒に溶かしたり、キッシュなどの料理におすすめです。
ワインを合わせるなら、辛口のスパークリングワインやシャルドネなど、コクのある白ワイン、軽めな赤ワインとも相性が良いです。


フィリップ・アレオス氏は、パリにショップを構え、地下にある4つの熟成庫にてあらゆるタイプのチーズを熟成し、販売しています。
1年で扱うチーズの種類は「180~250種」にも達しますが、その一つ一つに対し、最適な温度・湿度管理・洗い方などを把握していて、経験と技術によって最高の状態にまでチーズのコンディションを高めます。充実した施設で徹底した衛生管理を行っていることでも知られています。
また、フランス労働省から熟成士としての功績が認められ、「MAITRE ARTISAN FROMAGER AFFINEUR」="チーズ熟成士の巨匠"の称号を与えられているほどの存在なのです。
彼の卓越した熟成技術はプロからも高い評価を受け、ミシュランの星付きレストランにも選ばれています。
さらに「ニューヨーク・タイムズ」誌を始めとする様々なメディアでも紹介され、世界中の注目を集めています。
奥様であるラシェル・アレオス氏とともに、今後も卓越した熟成士の技を極め、最高のチーズを提供してくれるでしょう。
今回ご用意できたのは30セットのみ。
見た目は似ていても、それぞれ違った味わい、香り、食感を発見することができます。 アレオス氏の美味しい“山のチーズ”を食べ比べながら、美しいアルプスの山々に思いを馳せて過ごしてみてはいかがでしょうか!ご注文をお待ちしております!