こんにちは、高崎@店員です。
本日は、四方@店長から、こんな“重大なミッション”を言い渡されて登場いたしました。
そのミッションとは、、、、
「生ハム?オーダーチーズさんでも前から販売してたし、今の時代、どこでも手に入るんじゃないの!?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、ご紹介いたしますのは、ただの生ハムではなく、“世界最高品質の生ハム”でなければなりません。
チーズでは、世界最高峰のフランス熟成士チーズを扱う当店ですから、それ以外の食材についても、世界でトップクラスの…どころか、“世界一(!)”のものにこだわりたいと思っています。
生ハムといえば、当店ではすでに『ハモン・バターレ』をご紹介しておりまして、おかげさまで大変なロングセラーとなっております。
『ハモン・バターレ』も十分に品質は高いのですが、高級なハモン・イベリコよりもやや認知度が低いため、その味わいからすると驚くほどリーズナブル!
お味もお値段も魅力的な生ハムと自負しております♪
ただし、まだ成し遂げられていないミッションがありました。
それは・・・
店長からのオーダーは、“舌の肥えたお客様にも感激していただけるような最高級生ハム”です。
とても簡単に見つかるようなものではありませんので、決して焦らずに、いろんな情報をキャッチしながら、長期戦覚悟でミッションに挑みました。
やはり、最高レベルの生ハムといえば、本場スペインの「ハモン・イベリコ」でしょう!
まずは、世界最大級の食品展示会に足を運び、スペイン各地から集まった、ハモン・イベリコの生産者のブースを片っ端から回ってみました。
…とお話しすると「羨ましい!」と思われるかもしれませんが、、、、
3日間かけて、何十社ものハモン・イベリコを食べ比べ、もう昼食や夕飯も食べられないほどお腹いっぱいになる、なかなか過酷な作業なのです…。
しかし、どれも美味しいけれど、どこか決め手に欠ける印象で、「これだ!」というものに出会えなかったのです。
そろそろ疲れもピークになった最終日の夕方のこと。
「これで最後にしよう」と、諦め半分であるハモン・イベリコを試食した瞬間、思考停止してしまうような衝撃が走りました!
もはや生ハムという食べ物とは次元が違います。
甘い香りが漂い、口に入れると肉汁があふれだす。そして、木の実のような複雑な味が舌に絡みつき、強烈な個性を主張してくる。
生ハムの常識を超えた、ただならぬ風格をそなえていました。
「これだ!」とばかりに、すぐに生産者に輸出を打診しましたが、その返事は素気ないものでした。
優しい言い方でしたが、実質はほぼ門前払い。
相手にしてもらうことすらできませんでした。
日本に帰国してからも、あのときに食べたハモン・イベリコの味が忘れられず、担当者にメールや電話でコンタクトを取り続けました。
そんなある日、「今度日本に行きますので、そのときに改めてお会いしましょう」という返信があったのです♪
思ってもみない返事に、スタッフ一同で大盛り上がりでした(笑)
そして当日、担当者さんと日本で再会を果たし、私たちが世界最高品質にこだわっていること、日本のお客様が世界最高品質を求めていらっしゃること、私たちのウェブサイトで生産の背景や品質へのこだわりなどもご紹介したいことなど、熱く語りました。
すると、展示会のときとは表情が一変し、この言葉をもらうことができたのです!!!
彼らには「世界最高品質のハモン・イベリコを生産している」という自負心があります。単にデパートで高値で販売されるのではなく、彼らの歴史や品質などへのこだわりなどをしっかりとお客様に伝えた上で販売してくれる、日本のパートナーを探し求めていたとのことでした。
こうして<日本初輸入>が決定いたしましたのが、フアン・ペドロ・ドメック社の“世界最高品質のハモン・イベリコ”『ベジョータ・100%イベリコ・パタネグラ』です♪
彼らが育てるイベリコ豚は、なぜ特別なのか?
彼らが作るハモン・イベリコは、なぜ世界最高品質なのか?
その秘密を順を追ってご説明いたしましょう。
「生ハムの品質の80%は、豚の品質で決まるんだ。残りの20%は、その豚が食べるものと豚の加工方法だよ。」
会社を率いるフアン・ペドロ・ドメック氏はそう語ります。
彼らが生ハム作りに使用する豚は、最高レベルにこだわった、希少な豚の品種のみ、です。
フアン・ペドロ・ドメック社では、“100%純血のイベリコ豚”のみを飼育し、それ以外の豚肉を使用することはありません。
スペイン政府は、「母親が100%純血のイベリコ豚であれば、そこから生まれた仔豚もイベリコ豚と呼ぶ」と認めていますが、
同社が飼育するのは“父親も母親も100%イベリコ豚”です。
さらに!!!
彼らは、とても希少な「ランピーニョ種」のみを使用しています!
じつは、イベリア半島の中部や南部に生息する100%イベリコ豚には「エントレペラードス種」と「ランピーニョ種」の2種類があります。
フアン・ペドロ・ドメック社では、最高品質の生ハムを作るため、もっとも優れたランピーニョ種の飼育にこだわっています。
しかし、絶滅の危険性もあるような希少種ですから、「年間3,000頭分」と、生産数を限定し、この種が絶えたりすることのないよう、種を守り続けているのです。
(※一般的なハモン・イベリコの生産者は、年間5万~150万頭分の生ハムを生産しているそうです。)
フアン・ペドロ・ドメック社の豚たちは、放し飼いの状態で一生を過ごします。
より長い期間どんぐりを与えることで、完成した生ハムの香りと風味が、より濃厚で個性豊かなものとなるのです。
熟成庫はアンダルシア地方南西部のハブーゴ村にあります。
ハブーゴ村は昔からハモン・イベリコの生産が盛んで、美食家なら誰もが知る土地です。
彼らの熟成庫では、専属の生ハム熟成マエストロが毎日、1つ1つの原木(吊るされた豚の脚)の状態を確認し、最適な熟成具合になっているかどうかを見極めます。最適な熟成期間は、それぞれの原木(脚)の大きさなどさまざまな要素によって変わってきますので、長年の経験と知識をもつマエストロの正確な判断が必要なのです。そして驚くべきは、その熟成期間。
熟成具合によって、最大52ヶ月熟成されます。つまり、最低でも3年半、場合によっては4年以上も熟成されているのです。
通常出回っているハモン・イベリコは、熟成期間24ヶ月程度のものが一般的ですので、比較しても気が遠くなるような長期熟成ですね。この地道な熟成によって、森の恵みをいっぱい受けたイベリコ豚の味わいが一層深みを増したものになるのです。
※写真はパフォーマンスの様子であり、通常のスライスは衛生的な工場内で行われています。
ハモン・イベリコには、厳密な“格付け”があり、ラベルの色でランクが識別されます。
言うまでもありませんが、フアン・ペドロ・ドメック社のハモン・イベリコは、この格付けの中でも最高ランクの黒ラベル「デ・ベジョータ 100%イベリコ“パタ・ネグラ”」と、スペイン政府からのお墨付きを受けています。
それではここで、世界最高品質のハモン・イベリコを生み出している「フアン・ペドロ・ドメック社」についてご紹介します。
それではここで、ひと足早く試食したスタッフたちの感想をご紹介いたしますね。
パッケージを開けた途端、肉の甘い香りが漂ってきました。そして肉汁に驚きました!ぱっと見ただけで、ジューシーなことが伝わってくるくらい肉汁がキラキラと輝いていて、食欲をそそります。
パッケージから中身を取り出してみると、1枚ごとに厚みや形、大きさが異なっていて、職人の手作業で削がれたということがよくわかります。光にかざしてみると、肉片が透けて、細かい霜降り模様がガラス細工のよう。見た目からして気品があふれていて、胸が高鳴りました。
甘さと爽やかさが混じりあったような、複雑で奥行きのある香りで、「本当にこれが生ハム?」と思ってしまったほど。口にふくんでみると、自分が森にいるのか…と錯覚するような芳醇な風味が広がり、「あ、これは豚がどんぐりを食べて育ったからだ!」と気づくことができるほどでした。
噛みしめるほどに、引き締まった身がほぐれていくような、しっかりした食感。口の中で肉汁がじんわりと広がっていく感覚がたまりません。脂身の部分は舌の温度で溶け出して、とても甘く濃厚な味わいでした。
このハモン・イベリコは、試食の1時間後でも口の中に余韻が残っていました。肉の旨みが濃いためか、驚くほど長く続きますね。少量でもかなりの満足感があります。
これまでたくさんのハモン・イベリコを食べ比べてきましたが、これは群を抜いて薫り高く、味が濃く、個性的。文句なしの美味しさです。
どんぐりの味も感じました。これは生ハムの域を超えてますね。もう「生ハム」と呼んだら失礼なんじゃないかと思ってしまうほどです(笑)
最初の一枚を口にするまでに、ちょっと緊張してしまって、ごくりと生唾を呑んだほど。“食べる前のドキドキ”をこんなに楽しんだのは久しぶりかも。口にした瞬間、上質な脂の深い甘みが次から次に押し寄せてきて、同時にドングリのような香りが、鼻腔にぶわっと広がって…。心地の良い歯ごたえがあり、噛めば噛むほど甘みが増していきます。生ハムは“ぱくぱく食べられる”ようなイメージでしたが、これは一枚一枚のインパクトがあって、少しずつ、じっくりじっくり味わいながら食べたいと思いました。
どんぐり、きのこ、栗、森の中のようなニュアンスを強く感じました。イベリコ豚の身が、濃密で上品なこっくりとした脂をまとっていて、身と脂がしっかりと独立しているのだけど、噛んでいくごとに徐々に口の中でまとまっていく…。そんな印象です。脂が美味しすぎて、どのタイミングでワインを飲んでいいのか悩むところです・・・
個人的な好みですが、ワインと合わせるなら、ローヌやラングドックの赤。肉自体に甘みと旨みが凝縮されているので、暖かいところで育った、果実味とタンニンがしっかりしたタイプのものと相性が良いと思います。
いかがでしょうか?
あまりの感動に、普段より多めにスタッフのコメントをご紹介させていただきました。文章ではその場の空気までは伝わりませんが、本当にみんなが衝撃を受けていたんですよ!
店長はじめ、スタッフ全員が絶賛した味ですので、是非たくさんのお客様と、この美味しさを共有できたら、何より嬉しいです♪
是非、いろいろなワインをご用意いただいて、贅沢なマリアージュをお楽しみください。
それでは、いよいよ気になるお値段の発表です。
これまでに何度も“世界最高の生ハム”と申してきたことからお察しかと思いますが、お値段は少々お高めです。
本場スペインでも、フアン・ペドロ・ドメック社しか生産していない「ランピーニョ種」に、120~240日間どんぐりを与えて育て、職人がひとつひとつ熟成させています。
さらに、そんな贅沢な一級品を飛行機で日本まで直送すると、どうしてもこのくらいのお値段になってしまうのです。
正直なことを申しますと、あまりにも値段が高くなってしまったため、輸入してもいいものかどうか、とても悩みました。
しかし、一度食べたこの味が忘れられず、「品質の違いをご理解くださる当店のお客様なら、多少高くても、きっとご満足いただけるはず」と、こうしてご紹介させていただくことになりました。
高価ですが、その味わいは“世界最高峰”です。
特別な日のディナーに、とっておきのワインを開ける日に、大切な方へのプレゼントに、グルメな方が集まるパーティーに。
是非、ひとりでも多くのお客様に、この最高の生ハム『ベジョータ・100%イベリコ・パタネグラ』の美味しさをお届けできたら…と願っております。
ご用意いたしましたのは、【限定50個】のみ。
ご注文いただきましたお客様から順番にお届けいたします。
皆さま、是非お試しください!