チーズにもメンテナンスが必要
みなさん、チーズを購入されたら、まずどうしますか?
すぐに食べるもの以外は冷蔵庫で保存しますよね。その際、例えばカマンベールのように「紙に包まれて箱などに入っているチーズ」はそのまま冷蔵庫に直行でOKですが、コンテやグリュイエールのように「真空パックで包装されているチーズ」の場合は、冷蔵庫にしまう前にちょっとしたお手入れが必要なんです。
まずは真空パックの中からチーズを出してください。チーズは表面に汗をかいていたりしませんか? もしくはオイルが浮いていたりすることもあります。これって、私たちと同じですよね。チーズも暑いと汗をかくし、アブラ浮きもするのです。
夏は特に外と室内、冷蔵庫の温度差が大きいので要注意。水滴やオイルをそのままにして、真空パックのままチーズを冷蔵庫に入れておくとどうなるかというと…。なんとなく、いや~な冷蔵庫臭いような、ムレたようなにおいがするようになってくる場合があります。また、要らぬカビが発生する原因にもなるのです。
美味しく食べきるために
ですから、真空パックの状態でチーズを購入したら、まずはパックから出し、簡単に表面のお手入れをしましょう。キッチンペーパーを軽く表面に押し付けて、表面の水滴やオイルをふき取ればOKです。そのうえで、ラップ材かアルミ箔、チーズ用保存紙(チーズペーパー)などで包み、冷蔵庫で保存します。
保存中は、食べないときも、3日に一回程度でラップ材などを取り替えます。そのままにして冷蔵庫に入れっぱなしでは、ラップをしていても冷蔵庫の中のいろんな菌がチーズに付着してしまって、食べたいときにおいしく食べられなくなってしまいます。
この簡単だけど定期的なお手入れが、チーズを長く保存させるコツなのです!ラップ材やアルミ箔を切らさないように常備して、賢いチーズの保存法をぜひ実践してみてください。