チーズのおいしい店
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チーズのおいしい店(SHIBUYA-bed)

お酒だけでなくお料理も本格的に楽しめる大人の隠れ家

渋谷駅前のスクランブル交差点を渡り、5分ほど渋谷東急本店方面へ歩くと、文化村に向かう途中の左手側のビルの2階に『SHIBUYA-bed』があります。

目立つ看板がないため、思わず通り過ぎてしまいそうになりますが、ひとたびお店に入ると外の喧騒がふっと消え、大きなL字型のカウンター席が出迎えてくれます。

茶色のシックなカウンターを囲む14席の店内と、お店に整然とならぶワインボトル。
大人な雰囲気のバーと見紛いそうですが、カウンター端のオープン・キッチンでシェフが本格イタリアン料理を提供しており、お酒だけでなくお料理も本格的に楽しめるお店となっています。

個性的でユニークなチーズ・セレクション

『SHIBUYA-bed』でチーズセレクションを担当しているのは、バーテンダーの宮地氏。ワインコンクールの審査員でもある宮地氏は、個性的なワインが好きというだけあり、ワインに合うチーズもユニークな品揃えとなっています。本日のセレクションは下記の通りです。


●白カビ: ブリー、ブリ・オ・グラン・マルニエ
●青カビ: ゴルゴンゾーラ
●ハード;  ミモレット(18ヶ月)
●シェーブル:ヴァランセ、シュブロ
●ウォッシュ: エポワス、モン・ドール、ニュイドール、グレ・デ・ヴォージュ

「フランスワインが多いので、フランスチーズが多くなりますね。

中でもウォッシュは個人的に好きなので、定番のチーズ以外に産地別に個性的なものをセレクトしています。」と語る宮地氏。確かにセレクション内のウォッシュチーズは思わずチーズ通もニヤリとしそうな顔ぶれです。

ニュイドールはブルゴーニュ地方のウォッシュチーズ。香りも強めですが食べてみると、非常にクリーミーで穏やかな味となっています。 ワインは同じ産地のブルゴーニュがベストマッチ。「ヴォージュ山脈の岩」という名を持つグレ・デ・ヴォージュをアルザス地方のチーズ。

アルザスのウォッシュチーズというとマンステールが有名ですが、グレ・デ・ヴォージュもその仲間のチーズに分類され、何度も塩水で洗われて熟成させるため、独特の強い香りが特徴となっています。
味わいはその鮮烈な香りに相反して、以外とまろやか。少し苦味を含んだミルキーさが食感として残ります。

ワインはアルザス地方の白ワインとの相性がよいそうです。
ブリ・オ・グラン・マルニエは、マスカルポーネにグラン・マルニエ(オレンジ・リキュール)を混ぜたものをフレッシュの状態のチーズにサンドし、白かびを吹き付けて熟成させたもの。熟成が進んで、チーズの表面が白カビに覆われたころ、グラン・マルニエのクリームが馴染み、果実味あふれる香りが、白カビの風味とあいまって、フルーティーだけれど甘さがない、まろやかな味が楽しめます。

ひと口食べると、グラン・マルニエが薫り立つためとても優雅な気持ちになれるこのチーズは、デザートにも人気なのだとか。

新任シェフの本格イタリアン料理


今年の5月に6周年を迎える『SHIBUYA-bed』。
1/15に三笠会館で勤務していた宮田氏が新しいシェフとして就任しました。
食事のメニューは週代わりで、常に15~20品ほどありアレンジもお客様のご要望があればリクエストに応じるそうです。

本日お奨め料理一品目は、『季節野菜のテリーヌ』。
見た目が瑞々しく、春という旬を表現している逸品です。 ズッキーニ、ホワイト・アスパラガス、グリーンアスパラガス、菜の花、ヤングコーンをハニーキャベツで巻いているテリーヌで、マスカルポーネとハーブの一種、ディルを混ぜた酸味が効いたソースと併せて頂きます。 とてもキレイで崩すのがもったいない!と思いつつ、野菜の味としゃきしゃきとした歯ごたえを存分に堪能できました。 こちらのテリーヌは旬を表現できる野菜を使って通年提供しているメニューなので、そのつど旬野菜の彩が変化するのも魅力の一つです。

二品目は『国産和牛のローストビーフ 自家製トリュフマスタードと和風グレイビー・ソース』。
噛み応えあり、かつ柔らかいローストビーフに醤油とダシを隠し味に使ったグレイビー・ソースはさっぱりとした味わいを楽しめます。 自家製のトリュフを練りこんだマスタードを付けて食べるとトリュフの香り高さにまずびっくり!しっかりとしたマスタードの味がローストビーフの味をより華やかに引き立ててくれます。 添えてある京野菜のローストも野菜独自の甘みを堪能できる名脇役の働きをしています。 今後お店を牽引していく代表メニューにしていくとのことだけあり、自信のほどを伺わせる力強く美味な一皿です。

コミュニケーションを大事にする食空間

西麻布の『Wodka Tonic』バーで1年ほど勤務を経て、自分でバーを始めた宮地氏。そこでお酒だけでなく、おいしい料理を提供することも必要だと感じた宮地氏は2年ほど自身のバーで勤務したのち『SHIBUYA-bed』でバーテンダーとして働くようになります。お店のコンセプトをお伺いしたところ「カウンター越しにお料理とそれに合うワインを奨めさせて頂いているため、お客様とのコミュニケーションを非常に大事にしています。」とのこと。

また、新しい作り手さんのワインにも注目しているそうです。「ここ10年で新しい作り手さんのワインがぐっと良くなっているんです。そういった作り手さんの情報を伝播していけたらと思っています。私自身も個性的でユニークなワインが好きなので、変化球のワインがあるお店としてロジックではなく感覚的に美味しいものを提供していきたいです。ワインを難しく考えずに、落ち着いた空間で食事とともに楽しく頂けるお店と思っていただけると嬉しいです。」とおっしゃっていました。

さらに、穏やかな人柄と繊細な料理のセンスが光る宮田シェフからも一言頂きました。「オープン・キッチンで料理を提供するのは初めての経験ですので最初は緊張しましたが、カウンター越しにお客様の反応がダイレクトに返ってくる状況がとても面白いと感じています。常に料理のメニューは進化しているので、ぜひ食べにいらしてください。」

食事とワインにこだわりを持った大人な食空間の『SHIBUYA-bed』。大事な人と一緒に行きたくなる、上質な大人の隠れ家の扉を開いてみませんか?

所在地:東京都渋谷区道玄坂2-23-13 SHIBUYA DELI TOWER 2F
(最寄り駅:渋谷駅)
電話:03-3476-6120
URL:http://www.shibuya-bed.jp/
定休日:日曜日、祝日、土曜不定休
営業時間:18:00~26:00
予算:10,000円~
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