チーズのおいしい店
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チーズのおいしい店(ラ・ブリアンツァ)

豊富なメニューが人気の秘密

大江戸線・南北線の麻布十番駅を出てすぐ右の道をまっすぐ進み、二つ目の路地を右に曲がった道路の右側に『ラ・ブリアンツァ』が位置しています。
駅から歩いて1分という非常に恵まれた立地条件に構えられている『ラ・ブリアンツァ』。

ドアを開けて中に入ると、青に近い緑と白を貴重にした落ち着いたインテリアが出迎えてくれます。イタリアで修行をしてきた奥野氏による、厳選食材を独自のこだわりの調理法で作り上げた料理が楽しめます。ランチ・ディナー問わずメニューが豊富なのもお客様に人気の理由の1つです。

魅惑のイタリア・チーズがずらり!

『ラ・ブリアンツァ』の本日のチーズ・セレクションは下記の通りです。

●フレッシュ
モッツァレラ、リコッタ、マスカルポーネ
●ソフト
ロビオラ・トレ ラッティ
●青カビ
ゴルゴンゾーラ・ドルチェ
●ウォッシュ
タレッジョ
●ハード
パルミジャーノ、ペコリーノ、ラスケーラ

チーズの盛り合わせは1,200円~で、通常3種類ほどのチーズを楽しめます。
本日のお奨めのチーズをお伺いしたところ、「ロビオラ・トレ・ラッティですね。」と奥野氏。ロビオラ・トレ ラッティはイタリア、ピエモンテ州で作られる伝統的なチーズ。しわが寄った皮に覆われており、熟成が進むとクリーム色の表皮は赤みを帯びていきます。名前の通り3種の乳(山羊、羊、牛)から作られるこのチーズは山羊乳独特の酸味のある爽やかな風味だけでなく、羊乳によるコクと厚みが強く感じられます。そこに牛乳を混ぜることによって3種のミルクがバランスよく調和します。「コクのある赤ワインと合わせると美味しいですよ。」とのことです。

本来チーズが大好きな奥野氏に「イタリア料理にとってチーズとは?」と聞いたところすばり、「イタリアンにとってチーズは調味料です。」とお答えいただきました。イタリア人がチーズを聞いて思うのは保存食、そして料理の調味料としてオールマイティーに活躍してくれるため、料理には欠かせない存在とのこと。

また、奥野氏は自家製でチーズも造ります。自家製チーズがある時はさりげなく前菜として出したり、お客様に「今日は自家製チーズが出来ていますよ」とお薦めするのだとか。出来栄えがよいため、お客様の満足度も高いそうです。聞けばチーズだけでなく、ハム、アンチョビ、ナスのマリネなども自家製で出しているとのこと!「自分で作るほうがコストも安いし、何よりもせっかくお店に来て食べにくれるお客様には、自分で作ったものの方が愛が伝わると思うので。」とお話される奥野氏に、「自家製だとどうしても時間と手間がかかってしまうのでは?」と聞いてみたところ「そういう作業を面倒くさいと僕は一度も思ったことがないんです。自家製だと確かに時間もかかるけれど、それぐらいのこだわりは料理人として『当たり前』と思うんです。
特に3.11の震災後、「これは何処の産地のものですか?」とよく聞かれるようになりました。その時に自家製だとどこで採れたものとかすぐに答えられます。自家製にこだわらず、食材の安全性はうちのレストランの強みです。」とのこと。大変と周りが思うことを敢えて楽しんでやっているように見えるところが、お客様を惹きつける魅力なのかもしれません。

トリュフは「おいしい!」を体感する一皿

『ラ・ブリアンツァ』のお薦め料理は前菜の『トリュフのオーブン焼き』(1,800円~)。
3~5月以外はサマートリュフ、黒トリュフ、白トリュフを使って出す名物料理です。小ぶりな白い器に熱々のチーズと半熟卵のオーブン焼きが到着したかと思うと、目の前でウェイターがトリュフを削り、オーブン焼きの上にたっぷりかけていきます。
まずはトリュフの香り高さにうっとり。スプーンで一口すくってみると、中の卵が割れてとろっとろの黄身が染み出し、チーズと絡まりあって濃厚なグラタンを楽しめます。そこにトリュフの苦味が加わり大人の味わいへと昇華していく様は芸術さながらの逸品!
「トリュフは高いわりには、あまりおいしくないと思っている方が多いですが、これを食べてトリュフはおいしいものだと感じてほしい。」と奥野シェフは言います。濃厚かつ華やかなこの前菜は特に女性に大人気だそうです。

食のアミューズメント・パークを演出する奥野氏

『ラ・ブリアンツァ』のオーナーシェフ、奥野義幸氏は和歌山県出身で、ご実家が懐石和食を営んでいた関係で、幼少の頃から家の手伝いをし、高校生になると経営についても親から学ぶようになります。そしてアメリカの大学に留学して本格的に経営学を勉強し、帰国して一年ほどホワイトカラーのサラリーマンとして働き始めます。
営業成績は全国で5位という快挙をあげつつも、仕事自体を楽しいと思えず、両親から仕事をするなら手に職ををつけていつか独立できることをやれ、と言われたことを心に留めつつ退社。ほどなく料理人の道へと進むことを決心します。当時トレンディー・ドラマが流行っていたことも手伝い、『イタ飯』ブームの波が来ていた頃で「かっこ良くて、モテ要素(笑)もある東京のイタリアンで働こうと決めました」と笑いながら語る奥野氏。

22~23歳で本格的に料理人として修行したのち、27歳で修行のためイタリアに渡ります。当時イタリアで修行する日本人が少なかったため、レストランのシェフに非常に可愛がられたそうです。キッチン以外にホールのお手伝い、はたまたチーズ工場で働いたりも!色々なお店を見に行き、見聞きしたものをめいいっぱい吸収し2年ほどした頃に帰国。当時代官山にお店を構えていた『ラ・ブリアンツァ』にシェフとして就任します。

自由な雰囲気でシェフの采配を任されていましたが、2年後に社長が体調を崩し閉店をする話をきいたことをきっかけに、奥野氏自身でお店を買い取る決心をします。経営権を取得した奥野氏は、お店を麻布十番に移し、オーナーシェフとして現在に至ります。

「イタリアンの激戦区と言われる港区にあえてお店を構えたのはかなりチャレンジだったのでは?」とお伺いすると、「トップクラスのシェフがしのぎを削っているこのエリアは逆にいうと本物しか生き残れないということ。お店オープンした頃はイケイケだったので(笑)やれる!という自信がありました。また、トップのシェフ達と常に仕事をしていけるというのも自分にとっていい刺激です。」とのこと。

後に「お客様にはどのように楽しんでもらいたいですか?」とお伺いすると、「うちのレストランはアミューズメント・パークのような店です。入り口がゲートで、入ったらそこは非日常の空間。メニューを多くしてあるのは、お客様に楽しんでもらいたいからで、アトラクションを選ぶように自由にチョイスしてほしいです。食のアミューズメント・パークとして楽しんでもらえたら嬉しいです」と笑顔でお応えいただきました。

シェフの感性とオーナーとしての経営才覚のバランスが非常によい奥野シェフが演出する食のアミューズメント・パークで極上のイタリア料理を堪能してみてはいかがでしょうか?

所在地:〒106-0045 東京都港区麻布十番2-14-8 パークビル1F
(最寄り駅:麻布十番駅)
電話:03-5440-8885
URL: http://www.la-brianza.com/
定休日:日曜日
営業時間:[月]18:00~23:30(L.O.22:00)、[火~土]12:00~15:00(L.O.14:00)、18:00~23:30(L.O.22:00)
予算:[昼] ¥1,000~¥1,999、[夜] ¥8,000~¥9,999
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