ブリー ド モー AOPとは?
ルイ16世も愛したチーズ!
~ 時は「19世紀」のこと ~
「ウイ-ン会議」が催された際に、チーズコンテストも開催され、ヨーロッパ中のおいしいチーズが52品集められました。
その中で見事王者に輝いたのが『ブリー・ド・モー』です!
そこにはシャルル・モーリス・ドゥ・タレーラン・ペリゴールという、フランスを愛してやまない外交官がフランス代表としてこの会議に参加していました。
その彼がイル・ド・フランス地方産のチーズ、ブリーは最高だと話したところ、他のチーズの愛好家や他国の大臣が納得がいかないと反論。
そこで彼は各国の大使にそれぞれの好みのチーズをとりよせるように指示したのです。そこに集まったのが、よりすぐりの52品目。
その中から1位を獲得したのがモー産のブリーだったのです!
それ以降、このチーズは"チーズの王様"と呼ばれるようになりました。もちろん、コンテストに優勝したからには、世界中のグルメを唸らせるほどの味わいです。

クリーミーで芳醇な味わい
白カビらしい奥深い香りと、クリーミーな柔らかさが特徴で、チーズを口に含むと、トロリと溶けだすクリーミーな甘みが。そして程よい苦味と酸味も感じられ、フランスのチーズらしい複雑な味わいが、私たちを楽しませてくれます。
フランスが認めたAOPチーズは、それだけでも試してみる価値があると思うのですが、"世界が認めたチーズ"となってくると、ますます試してみたくなりませんか?

フランソワ・ブルゴン熟成 スペシャリテ
一口ごとにため息が…。まさに白カビチーズの王様!
“チーズの王様”と呼ばれる『ブリー・ド・モーAOP』。
まろやかな白カビチーズですが、MOF熟成士フランソワ・ブルゴン氏が熟成したものは、そこらの王様を遥かに上回る力強さがあります。
食べる30分ほど前から、常温に置いてご準備ください。
決してトロトロとゆるくなりすぎず、適度なとろみが出てきます。均一にムッチリと見事な熟成具合が見られます。
“王様のチーズ”と呼ばれるに相応しい、堂々とした美しさに驚きながら、一口目を口に運び、舌の上で溶かすように味わうと、さらに驚かれることでしょう!
食感はとても柔らかく、舌に馴染むように溶けていくのに、味わいは次第に増してきて、口の中にはミルクの濃厚な余韻が後から後から広がっていくのです♪

しっかりとした塩味も感じられ、後に残る余韻が「あともう一口だけ…」と訴えかけてきて、自然と手が伸びてしまいます。
全体的には穏やかでいて、実は力強い。これが真の“チーズの王様”の姿だといえるかもしれません。
これだけの底力を持つ白カビチーズですから、やはりワインのお供としても最適でしょう。
ちょっと上質な“ボルドーの赤ワイン”などをご用意いただいて、十分にご堪能ください。
圧倒的な存在感を誇る白カビチーズ『ブリー・ド・モーAOP』。
世界が注目するブルゴン氏が熟成を手がけると、
その旨みは何倍にも増し、
研ぎ澄まされた味わいへと昇華していきます。
まさに極上の体験をしていただけるチーズだと言えるでしょう!