『法王の新しい城』名をもつ偉大なワイン『シャトー・ヌフ・デュ・パプ』。14世紀に教皇ヨハネスがこの地に新しい館を構え、ブドウ畑を発展させたことが由来と言われています。
ローヌ南部の丸い小石を含む粘土質土壌で造られるワインは、凝縮感があり豊満で丸みがあるのが特徴。フランスAOCの中で最多の１３種のブドウ品種の使用が認められており、生産者により個性が楽しめ、多様性のある魅力的なワインが造られています。
最近はフレッシュで軽く熟成を待たずに飲めるスタイルが多い中、生産者組合長も務めるクロ・デュ・モン・オリヴェは伝統的で力強くスパイシー、長期熟成に耐えるスタイルのワインを造り続けています。
南部の温かい気候と『ミストラル』と呼ばれる強い季節風の影響受け、一年を通して気温が高く乾燥している為、ブドウの熟度も高く、果実味のある力強い味わいが特徴です。色調は濃いダークチェリー、熟した果実の心地よい香りとスパイスのニュアンス、ミネラルもしっかりと感じられます。重たすぎずバランスがよくフルーティーでリッチなワインです。
かつては王侯貴族に愛され、現在もワインラヴァーを魅了するこちらのワインには、しっかりとした味わいの肉料理、ジビエや牛肉の赤ワインの煮込みと相性が良いでしょう。食後酒としてガトーショコラに合わせて。チーズはゴルゴンゾーラドルチェ、長期熟成のハードチーズやエポワスなどのウオッシュチーズとお楽しみください。
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