「チーズってどのくらい日持ちしますか?」というご質問を受けることが多いです。やっぱりどうしても気になりますよね。
美味しい期間の目安は?
フレッシュチーズは生モノと同じで日持ちがしませんから、1週間以内で食べることが必要です。それ以上たったものは、避けたほうがいいでしょう。
その一方で、熟成をさせた白カビやウォッシュチーズ、青カビ、ハードタイプなどはそれなりに日持ちします。チーズによって差はありますが、白カビやウォッシュ、青カビは「2週間くらい」、ハードタイプは「1ヶ月程度」というのを目安にしておくといいでしょう。
パッケージに印刷されている賞味期限も参考にしてください。しかし、これはあくまで“参考”にするだけでいいのです。ナチュラルチーズは、チーズの中でいろいろな菌が熟成をすすめています。そのスピードの加減によって、賞味期限のあとに熟成のピークがくることもしばしば。制度上、賞味期限が切れると販売はできませんが、自宅で味わう分には問題ありませんし、そのほうがおいしい場合もあります。
2週間程度で食べ切れる量が目安です
でもこれは、あくまでもきちんと保存した場合の話です。乾燥しないようにラップなどでくるんで冷蔵庫で保存してください。
もしチーズからそれまでには無かった苦味やアンモニア臭を感じたら、それは劣化している証拠。違和感のある味わいがあったら、これも劣化の証拠です。また最初はなかったカビがついたら、取り除いて食べてください。家庭の冷蔵庫は、チーズの保存にはあまり向きませんので、できれば、2週間程度で食べ切れる量を買うことが一番大切ですね。
それでも残ったら、ハードタイプは冷凍してしまいましょう。料理に使うのでしたら、冷凍も問題はありません。しかし、白カビチーズやウオッシュ、青カビの冷凍は避けてください。フレッシュチーズも冷凍には向きませんが、モッツァレラだけは冷凍OKです。