プロセスチーズは熟成していきません
オーダーチーズのお客さまは、やっぱり「プロセスチーズより、ナチュラルチーズの方が好き」という方が多いと思います。
プロセスチーズとは元々、ナチュラルチーズを溶かして固めた保存食品です。加熱殺菌しているため日持ちするのですが、全く味の変化がないので、本当のチーズのおいしさに目覚めてしまった方にとっては物足りなくなってきます。こうして次第にナチュラルチーズ信奉者になっていく方も多いのです。
プロセスチーズは溶けません
でも、物は使いよう。保存性に優れたプロセスチーズを上手に活用してみましょう。
プロセスチーズは加熱しても溶けません。とけるタイプのものは別ですが、普通のプロセスチーズは加熱すると柔らかくなりますが、決して溶けません。これは、製造過程でチーズを溶かしたときに脂肪分が分離するのを防ぐために「乳化剤」を加えているためなのです。
この“プロセスチーズは溶けない”という性質を活用してみましょう!
パラリとさせたいお料理などに向いています!
例えば、ピラフ(チャーハンでもいいですね)を作るとき。フライパンで肉や野菜を炒めたら、次にご飯を炒めます。そこに、さいの目に切ったプロセスチーズを加えてみましょう。チーズは溶けませんから、ご飯と一緒にパラリと炒めることができるのです。
いくらナチュラルチーズが大好きでも、これをナチュラルチーズを使って作ると、チーズが溶けてしまって、ご飯がお団子状態になってしまいます。
ぜひチーズ入りピラフを、プロセスチーズで作ってみてくださいね!