賞味期限は開封前の目安です
食品には必ず「賞味期限」が記載されています。
この賞味期限とは、メーカーや販売者などが設定しているものですが、少しだけ注意が必要です。これは商品に記載されている方法で未開封のまま保存した場合を想定しているので、封を切った瞬間から、商品に記載されている賞味期限は無効となってしまうのです。
このため、食べかけのチーズについては、賞味期限はあまり意味をなしません。でも一応の目安にはなりますので、チェックしておいてください。
フレッシュチーズはお早めに
まず、フレッシュチーズは賞味期限内に食べきることをオススメします。何といっても鮮度が命のチーズですから、早めに食べてしまう方が安心です。
熟成チーズは少し違います
しかし、熟成タイプのチーズの場合は違います。カマンベールのような白カビチーズやウォッシュチーズなどの場合、すぐに食べる予定でしたら、賞味期限が迫ってきているものの方が、食べ頃に熟成が進んでいることが多いです。すぐに食べる予定が無いのであれば日数があるものの方がいいですね。
このため、熟成タイプのチーズは、買ったままうっかり忘れて賞味期限を過ぎてしまった場合などでも、慌ててチーズを捨てたりしないでください。賞味期限が過ぎたからといって食べられなくなる訳ではなく、かえって食べ頃になっていることもあるほどなのです。
状態をよく観察しながらいただきましょう
まずはチーズの様子をよ~くチェックしてください。
もし匂いが強かったら、皮の部分を取り除くと食べやすくなります。この手のチーズは劣化するとピリピリした味が出てくるので、そういう味がないか確かめてください。
また、賞味期限内にもかかわらず、柔らかいタイプのチーズをカットしてしまったら、家庭の冷蔵庫で保存しながら上手に熟成させることは難しいので、1週間以内に食べてしまうことをオススメします。青カビチーズもチーズから水分が出やすく保存が難しいので、早めに食べてしまうのが一番です。
これがハードチーズなどの硬めのチーズだったら、保存期間はあまり気にする必要はありません。賞味期限にかかわらず、乾燥防止のためにラップをして密閉容器に入れて冷蔵保存をすれば、1ヶ月はもちます。もしカビがついてしまったとしても、カビの部分を取り除けば大丈夫です。そう考えると、なんだかお得な感じがしますね。