
フランスのコルシカ島で見つけた珍味なのですが「チーズ・ペースト」、つまりは“チーズの塩辛”というものがありました。
ビンに入っているのですが、原型はとどめていません。文字通りペースト状になっています。もちろん匂いもとっても強くて、味も刺激的。ピリっと舌に残る味わいが強烈です。
でも、現地で勧められたように、パンにいちじくのジャムを塗ってからこのチーズ・ペーストを塗って食べると、けっこうおいしいのです。独特のピリリ感が、最近ブームの焼酎にもぴったりです。もちろん、ブランディやグラッパ(イタリア産のブドウの搾りカスから作るブランディ)のお供にも。珍味感覚で味わってください。
さて作り方。
冷蔵庫に残っているチーズを使います。種類は何でもOK。ただし青カビチーズは止めておきましょう。
1. チーズはすべて皮やカビを取り除き、細かく刻みます。
2. 空きビンを用意して、中に刻んだチーズを入れます。
3. さらに、ブランディを少量注ぎます。
4. ふたをして、冷蔵庫で保管。
1~2週間したら冷蔵庫から出し、味見しましょう。硬かったらブランディを少し足して、さらに2ヶ月ほど寝かせると、いつのまにやらチーズはペースト状に。
これで出来上がりです。お好みで、黒こしょうやローズマリーなどのハーブを加えると、さらに風味も増しますよ。
少々マニアックな「チーズの塩辛」ですが、好みの味に仕上げて、新しいチーズの魅力を楽しんでください。