

昨年、フランスのエリゼ宮で、パリ近辺の食品流通に携わる職人たちを500名(!)招待した、盛大なレセプションが行われました。
もちろん、当店ではすっかりお馴染みとなった、超一流のチーズ熟成士「ロドルフ・ムニエ氏」もこの席に招かれていました。
会場では、エマニュエル・マクロン現フランス大統領が、30分ほどのスピーチを行って職人たちを激励した後、職人たちのもとを訪れ、一人ひとりと言葉を交わしていったのだそうです。
その場でのこと。マクロン大統領に、ロドルフ氏が自慢の熟成チーズをサーブしたのです!

マクロン大統領はスピーチの後、真っ先にチーズビュッフェのコーナーに来てくれました。そこで私は大統領に、チーズ熟成士という職業の素晴らしさ、フランスのチーズ業界の現状についてなど、たっぷり報告しました。大統領と直接目と目を合わせてお話できたのは、やはり貴重な体験でしたね。光栄に思います。
残念ながらここでは皆さまにお見せできませんが、ロドルフ氏から見せてもらった写真には、ロドルフ氏がトリコロールのコックコートを身にまとい、フランス現大統領のエマニュエル・マクロン氏と固く握手をかわし、にこやかに言葉を交わしている姿が写っていました。
“一国の大統領に、自分が熟成したチーズを振る舞う”というのは、どんな気分がするものなんでしょう? もう私には想像もできない世界ですね。
以前には、同じく当店と馴染みが深い、チーズ熟成士の巨匠こと「フィリップ・アレオス氏」が、各国の首脳が集まった晩餐会にチーズをサーブするという栄誉がありましたが、今回のロドルフ氏もそれに匹敵する快挙です。
「オーダーチーズは、本当にすごい人たちのチーズをご紹介しているんだな」
あらためてそう実感して、身震いしています(笑)

さて、そうすると“マクロン大統領にサーブしたのはどのチーズなのか?”が気になってきますよね?
ロドルフ氏に聞いてみたところ、限られた時間の中で、大統領はいろんなチーズを召し上がられたそうで、たくさんのチーズの名前が挙げられました!
そのすべてをご用意すると大変な量になりそうですので、今回はその中からロドルフ氏が厳選したチーズ4品をセットにして、日本のお客さまにお届けいたします。
これはつまり、、、、

“大統領と同じチーズを味わう”という贅沢体験がしていただける、夢のようなセット『大統領も絶賛!ロドルフ熟成「晩餐会チーズセット」』をご用意いたしました!
それでは、気になる中身を見てみましょう!



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8世紀頃には作られていたという伝統ある『ブリー・ド・モー』は、歴史的エピソードから“チーズの王様”と呼ばれる、フランスを代表するAOPチーズの1つです。 ミルキーな味わいが楽しめる、誰にでも食べやすいチーズですが、ロドルフ氏が熟成を施すと、驚くほどの変化を遂げます。
まずは香りから。白カビらしい、マッシュルームのような香りを感じ取ってみてください。一口食べてみると、柔らかくねっとりとしていて、いつまでも口に含んでいたいような心地よい食感に気づくでしょう。とろけるようなテクスチャーに酔いしれていると、ミルクの旨味の波が押し寄せてきます。
ワインに例えるならまさに“フルボディー”。どっしりとしたミルクの堂々たる姿を楽しませてくれるチーズです。


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ノルマンディー地方の同名の町で作られてきた、個性豊かなウォッシュタイプチーズです。このチーズはその側面に、型崩れを防ぐ目的で“レーシュ”という葦(ヨシ)の葉を巻き付けるのが伝統です。
オレンジ色の表皮からはウォッシュチーズ特有の香りがしますが、食べてみると意外なほどマイルド。ねっとりとした食感を楽しみながら口の中で時間をかけて味わうと、ミルキーでフルーティーな味わいに魅了されることでしょう。
ウォッシュが苦手な方にもぜひお試しいただきたい、ロドルフ氏の“熟成の妙”を存分に楽しめるチーズです。


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サヴォワ地方を代表するチーズで、表皮を塩水で磨きながら熟成させます。
その名前は“再び搾る”という意味で、13世紀に農民たちが搾乳量に応じて地主に支払う土地代をごまかすために、一度に乳を搾りきらず検量後に搾り直してこのチーズを作った、という話に由来します。チーズの中央に、緑色をした円形の「カゼインマーク」というものがあり、これは工場で大量生産されたものではなく、農家が手作りしたルブロションの証です。これをロドルフ氏が最適な湿度と温度を管理しながら磨き上げていくと、チーズの質感はよりなめらかに、チーズのコクは一層深く仕上がります。
このチーズの最大の魅力は、“とろける口溶け”と“長く長く続く心地よい余韻”です。存分にご堪能ください。


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ピレネー山脈の麓に位置するオッソー渓谷で作られる羊乳製のチーズです。羊のチーズと聞くと、「クセが強いのでは……」と心配なさる方もいるかもしれませんが、そんな心配はありません。
緑豊かな地域で育てられた羊の良質なミルクを使って作られているため、もともとのチーズのポテンシャルが高く、爽やかで心地よい味わいを持っています。それをさらにロドルフ氏が熟成することで、羊乳ならではの甘みとコクがさらに深まっています。
たとえるなら、牧場で食べる本格的な「バターキャンディー」のような懐かしい甘みです。しっとりと口に馴染み、いつまでも味わっていたいような甘み、丸みを帯びた余韻が楽しめます。羊乳チーズをあまり食べたことのない方にもお勧めできる逸品です!
マクロン大統領が食べたものとまったく同じチーズ4品が、日本のご自宅に居ながらにしてお楽しみいただけるのですから、まさに“最上の贅沢”ですね。
フランスに生まれ育った方々ですら、ほとんどの方が口にする機会が無いような、最上級のチーズばかりです。
もちろん、どれもなかなか手に入らない希少なチーズばかりですから、【数量限定】でのご提供となります。
これだけの贅沢なセット内容となると、いつでも入荷できるものではありません。早々に完売してしまう可能性が高いですので、ぜひお早めにお申し込みくださいませ。


■ブリー・ド・モーAOP(白カビ)約200g
原産国:フランス
原材料:生乳、食塩
■リヴァロAOP(ウォッシュ)1/4カット
原産国:フランス
原材料:生乳、食塩
■ルブロションAOP(セミハード)1/4カット
原産国:フランス
原材料:生乳、食塩
■オッソー(セミハード)約200g
原産国:フランス
原材料:生めん羊乳、食塩


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こちらの商品はご予約商品です。ご予約期間終了後のキャンセルはお受けできかねます。
- ●販売期間:
- ~2019年2月20日(水)AM9:30まで
- ●発送予定日:
- 3月22日(金)
- ▲商品代金とは別に、送料が必要となります。ご了承下さい。
- ※ 注意事項
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<ご注意ください!>
ロドルフ氏は、満足のいく熟成状態にチーズが熟成されないとフランスより出荷しないため、納品日が多少前後する可能性があります。 想定よりも熟成が早く進むと早く到着しますし、仕上がりが遅いと、到着も遅れる可能性もあります。
発送日はあくまでも目安となりますので、予めご了承ください。
ナチュラルチーズは気候・ミルク・製法・熟成方法などにより、個体差が発生するものです。
色味・形・質感・熟成感などについて、ページでご紹介している写真とお届け時とでは、多少異なる場合がございます。
─────────────── あらかじめ、ご了承下さいませ。