カマンベールの故郷から届いた
リンゴが香る白カビチーズ
フランス・ノルマンディー地方の
特産品が見事に融合!
マリアージュの定番「シードル」で
表面を洗って仕上げました!
こちらのチーズは、ちょっと独特の製法でして、、、、
ノルマンディー地方生まれのミルキーなチーズ「カマンベール」を、同じ土地で生まれた、程よい酸味と甘さを持ち合わせたリンゴのお酒「シードル」で風味を付けています。
芳醇なコクを持ちながらも、クセが少なく上品でまろやかな味わいで、 当店の”個性派チーズ好き”のスタッフを満足させるのと同時に、 クセありチーズが苦手なスタッフにも「これはおいしい♪」と言わしめた“懐の深い”逸品なのです♪
リンゴの薫りが漂い、気品あふれる白カビチーズ
『ミニ・カマンベール・オ・シードル』!
やはり、チーズには、同じ土地で作られた地元のお酒が合うものです。
さらに、カマンベールはフルーツとの相性もいいですから、
”同じ土地で生まれたりんごのお酒”との相性が悪いはずはありませんよね!
それでは、『ミニ・カマンベール・オ・シードル』について、産地からオススメの食べ方まで詳しくご紹介いたしましょう。
世界一その名前を知られている白カビチーズ、 「カマンベール」!
その生まれは故郷はフランス北部、イギリス海峡に面したノルマンディー地方です。
人気観光地である“モン・サン・ミッシェル”があるのもこの地方。 ここで育つ羊たちは、潮風の影響を受けた草を食べるため、潮の風味がすると言われています。
地図上では、北に位置しているものの、海流の影響で一年を通して比較的気候は温暖、雨が多いのも特徴です。
なだらかで広大な平野が続くこの地方は、豊かな牧草に恵まれており、たくさんの牛たちが放牧されのびのびと草をはむ姿が見られます。
ノルマンディーは高緯度で、降雨量も多いため、ぶどうの栽培に適した地ではないため、ワインは造られていません。
しかし、その代わりにリンゴを栽培し、収穫後には「シードル」と呼ばれる醸造酒や、「カドヴァドス」という蒸留酒を製造しています。
緑に恵まれたこの地方では、質の良い牛のミルクから「ポン・レヴェックAOP」や「リヴァロAOP」などの有名チーズが作られています。
そんな良質チーズの産地の中でも、この地方に限らず世界レベルで有名なチーズが「カマンベール」なのです。
そして、リンゴを原料にして造られた「シードル」や「カルヴァドス」など、この土地ならではのお酒もチーズと並ぶ名産品のひとつとして誇られているんですよ!
その両者を組み合わせて作られたのが、『ミニ・カマンベール・オ・シードル』!
ノルマンディー地方の酪農家「アンドレ・ファチェッティ氏」が作り上げたアルチザン(職人)チーズのひとつです。
彼自身はすでに引退していますが、娘のキャロルさんがこのチーズの生産を続けています。
幼い頃から父親の背中を見てチーズ作りを学び、アンドレ氏のアドバイスを耳にし、チーズ作りへの情熱をいちばん近くで感じとっていたというキャロルさん。彼の知識や技術、意思を引き継いで、愛情をこめた丁寧なチーズ作りを行っています。
通常のカマンベールAOP(250g)よりも小ぶりなカマンベールが、 ベースのチーズとなります。
まだ熟成の浅い、白カビをまとったカマンベールを、シードルの中にくぐらせながら熟成させていきます。
15日間ほどの時間をかけながら、カマンベールの表面にシードルの甘酸っぱい風味を染み込ませて完成させます。
このような方法で作られることから、<ウォッシュタイプ>のチーズに分類されることもあります。
「カマンベールにスライスしたリンゴを乗せる」
「シードルやカルヴァドスを横に添えて、ご当地同士の組み合わせを楽しむ」
そんな食べ方も一般的ですが、このチーズは、そんな定番の組み合わせを、このチーズだけで味わえるのです♪
シードルをたっぷりと吸った『ミニ・カマンベール・オ・シードル』は、滑らかな舌触りと華やかな芳香が魅力です。
新たなチーズの楽しみ方として、こんな珍しい逸品をお試しになってはいかがですか?
ここで恒例の<試食レポート>をご覧いただきましょう♪
小さな木箱に入れられたチーズの封を開けると、
さっそくリンゴとチーズの香りがふわ~ん♪と広がります。
チーズのサイズは「約150g」と小ぶり。
真っ白なカビは、ややしっとりとしていて、その上には レーズンがちょこんとあしらわれ、
デザートのような見た目の可愛らしさが特徴ですね。
チーズの表面をシードル酒で洗って仕上げていますが、ウォッシュチーズのような特有の“強烈なにおい”はありません。
ほのかに香るリンゴが華やかで、さらにローストアーモンドのような芳ばしい香り、ミルクの香りが絡み合い、食べる前から奥深い味わいを想像させられるのです♪
お召し上がりの際には、食べる分をカットしたら、30分~1時間ほど前に室温にお戻しくださいね。
チーズにナイフを入れるにつれて、中に閉じ込められた爽やかな芳香が立ち上っていくので、ぜひこの香りもお楽しみくださいませ♪
表皮は薄めで、中の生地は濃いめのクリーム色。
白い表皮とのコントラストが綺麗です。
カットしたチーズが常温に戻る頃には、中からツヤツヤの生地がトロ~リ溢れ出して視線が釘付けです(笑)
いよいよひと口含んでみると、まず最初にしっかりとした塩気が舌先に感じられます。
それも束の間、直後にはコク豊かなミルクの風味があっという間に口いっぱいに広がっていきました!
同時によく染みわたったシードルの風味が、チーズと絡み合い、高貴な芳香として鼻から抜けていきます。
生地の部分はとっても滑らか!とても心地良い舌触りです。
このチーズの持ち味をしっかり堪能するには、表皮は外さず、ご一緒にお召し上がりいただくことをオススメします。
クリーミーなチーズの生地に、シードルを染み込ませた表皮、塩気のバランスが絶妙なんですよね。
レーズンは口の中でシャキッと響く食感をお楽しみくださいね。
しっかりとしたリンゴの風味。そしてミルクのコク。 余韻も長~く続き、小さいけれど本格的な味わいです!
ひと口ごとにじっくりと噛みしめたい、風味の奥深さがあるのが魅力ですね。
お酒に合わせたり、アレンジをしたりと、様々な食べ方を試してみてくださいませ♪
ワインと合わせるなら♪
気品あふれる逸品には、辛口のスパークリングワインや、コクのあるシャンパーニュと相性が良いでしょう。
赤ワインなら、チーズの風味に負けない果実味豊かなものがオススメです。ローヌ地方の赤ワインや、熟成感のあるボルドーワインなどはいかがでしょう。
もちろん、“同郷のマリアージュ”もはずせません!
リンゴが原料のお酒、「シードル」や「カルヴァドス」をご用意いただいて、通なハーモニーをお楽しみくださいね♪
こんな食べ方もオススメ♪
加熱して風味豊かな味わいを楽しむもよし、野菜と一緒にさっぱり食べるもよし!
ぜひいろいろな食べ方でお楽しみくださいませ。
しっかりとリンゴの薫りが感じられる、バランスの良い白カビチーズですから、紅茶のお供などにも最適です。
いろんな場面でお楽しみいただけるでしょう。
なかなか頻繁にご紹介することが難しい貴重な逸品ですので、この機会にぜひお試しくださいませ♪