だから、味の方向性としては“純インド風”を目指しました。
鍋料理というと、やはり和風なイメージがぬぐえないのですが、あくまで“インドの味”で勝負したかったんですよね。
ただ、鍋におけるベースのソースというのは、具材を入れたときに出てくる旨みも考慮しなくてはいけません。最初から味をキメすぎてしまうと、最終的にクドい印象になってしまいますから。
言ってみれば、“ベースソースの状態でその味わいが完璧である必要はない”ということなんです。
だから、味わいや濃度の調整には本当に苦心しました。
はじめのソースの段階でどの程度、調味や濃さを差し引きをすればいいのか、その見極めが本当に難しくて!
とにかく、作っては食べ、作っては食べ…と、試行錯誤の連続です。
その試食だって、最初から最後まで食べ切ってみて初めて、やっと全体が評価できるようになるわけですから、カレー鍋を全て完食していくのも一苦労でしたね…。 |