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「チーズには白ワインを」がフランス流!?

   
「チーズにワイン」というのはよく言われる組み合わせ。でもこれは、とって
も日本人的発想なのです。

例えばフランスに行けば、圧倒的に飲まれているアルコールはやっぱりワイン。
ビールやスピリッツ類ももちろん飲まれてはいるのですが、これらは食前酒や
食後酒の扱いなので、食事と一緒に飲むのはやっぱりワインです。このため、
フランスでは、やっぱり「チーズにはワイン」なのです。

では、どういったワインを組み合わせるかというと、私が感じた印象では、や
っぱり土地のものが多いようです。地域愛の強いフランス人のことですから、
やっぱり地元のワインとチーズが一番だよ! という気持ちが強いんでしょう
ね。イタリアなんかにいったら、さらにその傾向は強くなります。

それで、実際に試してみると、これがやっぱりよく合うのです。合うように自
然とお互いが寄り添っているのでないかと思うほどなのです!

でも、これも考えてみれば当たり前のことで、世界のあらゆるワインが揃うの
は東京とニューヨークくらい。フランスの地方に行けば当然土地のものが中心
となります。フランス人にとって、ワインは酒というより“食事の友”で、日
常生活に欠かせないもの。地元でワインを作っていれば、おのずとそれを飲み、
食事やチーズもその味わいに合ったものになっていてもなんのおかしいことは
ないでしょう。ですから、同郷同士の組み合わせはけっして侮れないのです。

で、問題となるのは、土地のワインの赤を合わせるか、白を合わせるか、はた
またロゼか、ということ。ここが大きな別れ道となるのです。

「チーズには赤じゃないの?」という方も結構いらっしゃると思いますが、も
し選択に迷ったら、ぜひ白を選んでみてください。これがなかなか良いんです。

たとえば、フランス・ブルゴーニュ地方の『エポワス』というウォッシュチー
ズにブルゴーニュの白ワインを。そうですね、シャブリなんか、いいですね。
ただし、あまり安いものではチーズに負けてしまうので、しっかりとした味わ
いのものがオススメです。

「地元の『オッソイラティ』という羊乳のチーズに合わせるなら、白がオスス
メだよ!」とは、現地のワイナリーの方の弁。言われるままに試してみると、
赤よりずっと合うのです。

「チーズには赤ワイン」という思い込みは捨てて、白ワインも試してみると新
たなおいしさを発見できるかもしれません。