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「カマンベールとリンゴの素敵な関係」

   

世界で一番有名なチーズと言えば、やはり『カマンベール』でしょう。ヨーロ
ッパだけではなく、アメリカや日本でもカマンベールは作られていて、今や白
カビチーズの代名詞ともなっています。

でも、カマンベールとは、もともとフランス北西部のノルマンディ地方生まれ
のチーズ。ノルマンディ地方にある「カマンベール村」が名前の由来になって
います。

フランスには、原産地で作られたチーズ以外はその名を名乗れないという
「AOC」という制度があるのですが、カマンベールがAOCチーズに昇格したのは、
今から20数年前の1983年のこと。その頃には、すでに世界中にカマンベールの
コピー商品が出回っていましたので、もはや規制の仕様がなく、AOC名は『カ
マンベール・ド・ノルマンディ』としたのでした。

さて、ノルマンディ地方といえば、地元の有名なお酒に『シードル』と『カル
ヴァドス』があります。

ノルマンディ地方はブドウ栽培の北限より緯度が高いことと、雨が多いのでブ
ドウの栽培には向いていません。そのためワインは作られていないんです。で
も、その代わりにリンゴを栽培し、リンゴから『シードル』と『カルヴァドス』
が作られています。

リンゴを絞って、リンゴジュースにして、これを発酵させるとほどよい酸味と
甘さのあるリンゴのお酒『シードル』の出来上がり。この『シードル』を蒸留
させるとリンゴのブランデー『カルヴァドス』となるのです。

地元のお酒は、やっぱり地元のチーズによく合います。カマンベールにオスス
メなのは、やはり『シードル』。リンゴ由来の甘酸っぱさがカマンベールのミ
ルクのコクを引き立てながらも、口の中をすっきりとさせてくれます。

もし、「シードルが手に入らない」「アルコールがダメ」という場合は、リン
ゴのスライスを一緒に食べるのもオススメです。リンゴはカリウムを多く含ん
でいて、余分な塩分の排出もしてくれるスグレモノなので、健康面でも嬉しい
作用があります。 

「カマンベールにはリンゴがオススメ!」を合言葉に、ぜひ楽しい時間をすご
してくださいね。