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「AOCチーズ 最新情報」


10時限目(2002/08/9)11時限目(2002/08/16) で、フランスAOCチーズに
ついてご紹介しました。

そのとき(2002年8月現在)は『フランスでAOCに認定されているチーズは
39種類』と書きましたが、わずか1年ちょっとで、なんと42種類にも増えて
いるんです。「そろそろ、情報を更新しなきゃ」と思い立ち、今回は新しくA
OC(「AOCって何?」という方はバックナンバーをご覧ください)に加わ
った3つのチーズについてご紹介したいと思います。

まずは昨年にAOCを取得した2つのチーズ。『シュヴロタン』と『ドム・デ
・ボージュ』です。ともにフランスの山岳地帯サヴォワ地方生まれのチーズ。
「どんなチーズなのか食べてみたいわ!」という方もいらっしゃると思います
が、生産量も少なく、なかなか日本には出回らないチーズなので、皆さんのお
目にかかることは残念ながらほとんどないかもしれません。

『シュヴロタン』はルブローションによく似たシェーブルチーズです。山に山
羊を放牧して作られている伝統的なチーズ。出回るのは6月〜9月頃まで。ふん
わりとしたミルキーでやさしい味わいが特徴です。

『トム・デ・ボージュ』は素朴な山のチーズ。表皮はびっしりとカビに覆われ
ていて、それが厚い表皮になっています。こちらも山に牛を放牧して、その乳
で作られている伝統的なチーズです。

そしてもっとも新しいAOCチーズは、今年の7月にAOCを取得した『バノ
ン』です。プロヴァンス地方産のシェーブルチーズで、栗の葉っぱでくるまれ
ている、一見、桜餅を思わせる可愛らしいチーズです。小型の円盤型にまとめ
たチーズをブランデーにくぐらせてから葉でくるむのですが、本物の栗の葉っ
ぱでくるんでいるものと、紙の葉っぱでくるんでいるものと二つあります。風
味がよいのはやはり本物の葉っぱのほう。

こちらは日本でも出回っていますので、『バノン』を店頭などで見つけたら、
どうぞお試しください。ふんわりと漂う栗の葉の香りに、ブランデーの香りと
芳醇な山羊乳の味わい…。幸せな気持ちになれるチーズです。