チーズを切るとき、みなさんはどんなナイフを使いますか?
チーズナイフを1本持つなら、刃の部分にギザギザのついた普通のナイフが必需
品。ギザギザがついていないと、ハードタイプはなかなかきれいに切れません。
また、刃に穴があいていると、やわらかいチーズを切るときにも、ナイフがチ
ーズにくっつかなくて便利です。
さらにもう1本、チーズナイフを用意するとしたら、オススメなのは『スライサ
ー』です。野菜の皮むきピーラーが大きくなったような形をしていて、「切る」
というより「削る」ためのナイフです。このナイフはハードタイプ専門のナイ
フなので、ハードタイプのチーズが大好き、という方は、そろそろ専用にご用
意することをオススメします。
その理由は? それは、もちろん、ハードタイプのチーズがさらにおいしく味
わえるから、なのです。
ハードタイプのチーズは、ナイフで切ると、硬くてなかなか薄く切るのが難し
いチーズです。でも、スライサーを使ってチーズを「削る」と、と〜っても薄
く切ることができます。ハードタイプのチーズは熟成が長いですから、その分、
旨み成分も凝縮しています。それを薄〜く切ると、…。そう、「生ハムの原理」
なのです。生ハムは分厚く切って食べると、硬くってもさもさして、全然おい
しくありません。でも、薄くスライスすると、バツグンにおいしいですよね。
それは、薄く切ることによって、熟成によって生まれた旨み成分であるアミノ
酸をダイレクトに舌で感じることができるからなのです。
コンテや、グリュイエール、ミモレットなどを、硬いチーズをスライサーで薄
く切って、舌にのせてみてください。舌の上で、ふわっとチーズが溶けるよう
に旨みが広がり、新しいハードチーズのおいしさを体感できますよ。