先日、北海道の十勝に行ってきました。目的は、もちろん北海道のチーズ作り
の現場を見に行くため!
今や、北海道では、あちこちの牧場や農家で自家製チーズを作っているんです。
大手の工場では出せないような、とても素朴で、風味豊かなチーズを数々と試
食させていただいた中で、「日本らしい、おいしいチーズが生まれてきている
なー」と実感してきました。
そんな中、ちょっと面白い食材を見つけました。それはズバリ「ホエー豚」!
チーズの知識をお持ちの方ならピーンと来るかと思いますが、「ホエー」とは、
チーズの製造時に出る水分のこと、これを飲ませて育てた豚なのです。
ホエーは、通常は白くにごっていて、まだまだたんぱく質やミネラルなどをた
くさん含んでいる液体です。豚さんたちもホエーが大好きで、お水代わりにあ
げると、ブヒブビ喜んで飲んじゃいます。
もともと、豚にホエーをあげて飼育するのは、パルミジャーノの産地やフラン
スのバスク地方では良く見られること。確かに、これらの土地は、いずれも生
ハムがおいしいところですよね。特に、パルミジャーノで有名なパルマの町で
作られる「パルマの生ハム」は、豚にホエーを与えて育てることが条件にもな
っているのです。
つまり、ホエーは豚のお肉をとってもおいしくしてくれる、ということですね。
ここからヒントを得て、十勝でも、チーズ作りで出たホエーを豚にあげるよう
にして、「ホエー豚」という商品が出来上がりました。
はい、もちろんホエー豚、ご馳走になってきました!! お肉がふんわりと柔
らかく、脂肪に甘みがあって、とってもおいしいんですよね。
十勝の名物丼に「豚丼(ぶたどん)」というものがありますが、ホエー豚を使
った豚丼が帯広周辺で食べられるんです。一番手軽なのは、帯広空港の食堂。
帯広空港に行く機会のある方は、ぜひ、ホエー豚の豚丼をご賞味ください。
でも、「チーズを作って、さらにおいしい豚肉まで出来ちゃう」なんて、何だ
か得した気分で、嬉しいものですよね。