
『ロカマドゥールA.O.C』は、34番目のA.O.C.を獲得したチーズです。それ以前は、「カベクー・ド・ロカマドゥール」と呼ばれていました。これを訳すと“小さな山羊”という意味になるそうです。
このチーズは、ミディ=ピレネー地方、ケルシー地方が産地です。このフランスの南に位置するその一帯は、石灰質高原が広がります。そのやせた地質をいかして、山羊乳だけでなく、羊乳も作られていて、特に羊の飼育が盛んな地域となります。
ロカマドゥールは1個の重さがわずか「35g」。本当に小さい一口サイズのチーズです。クリ−ミーな口当たりが、熟成が進むにつれ、ピリっとした味わいに変化します。“フレッシュな期間が味のピーク”とされているチーズなので、1番おいしい時期を逃さないように味わいましょう。
マール酒で洗った栗の葉で包んで熟成されたものも売っていますが、私は以前、このタイプのものを買い求めて、失敗してしまった経験があります。私個人的には熟成が進んだシェーブルチーズを好む性質なので、買い求めてすぐには食べませんでしたが、後日食べた時は、少し刺激的な辛味を感じる味わいになってしまっていました。後で聞いた話では、ロカマドゥールの場合、日本に届いた時点で食べ頃になっていることが多く、購入したらすぐに味わった方が良いのだそうです。チーズの食べ頃の奥深さを、改めて感じさせられた一件でした。
優しくて&滑らかな味わいが、フルーティで軽めのワインによく合います。ぜひ一緒に味わってみてください。 |