
『シャビシュー・デュ・ポワトー』 は、ポワトー地方で、山羊乳から作られるチーズです。フランスの中でもポワトー地方を始め、ベリー地方、シャラント地方などこれらの地方一帯はシェーブルチーズの宝庫。シャビシュー・デュ・ポワトーの他には、『セル・シュール・シェル』、『クロタン・ド・シャヴィニョル』、『サント・モール・ド・トゥレーヌ』 など数多くのA.O.C.ブランドのシェーブルチーズが作られています。シェーブルチーズが好きな方にはおなじみのチーズばかりでしょう。
これらの有名なシェーブルチーズを産み出している土地の共通点は、白亜質のやせた貧しい土地だというのですから、驚かれる方も多いのでないでしょうか。やせた土地がおいしいシェーブルチーズの好条件となるのですから、不思議ですね。でもやせた土地に生える草を食べることによって良質な山羊乳が作られるというのですから、おいしいシェーブルチーズをもたらしてくれるやせた土地には感謝しなくてはいけませんね。
シャビシュー・デュ・ポワトーは、昔は “貧乏人の牛肉” と呼ばれていたそうです。貧しい農民を支えたチーズだからで、やせた土地で満足な農作もできず、牛も飼えない環境で、このチーズは作られてきました。日本ではチーズは高級品のイメージが先行していますが、海外では、苦しい生活からうまれたチーズが多く、チーズのありがたみを知らないままチーズを楽しんでいる方も多いかもしれません。中には古くなったチーズを簡単に捨ててしまうという方のお話も聞きます。もったいない。もったいない。料理に使えば、素晴らしい調味料に変身するのに。チーズが大好きな皆さんだからこそ、最後の最後までチーズを味わいましょうね! |