「チーズは熟成を進めると旨味を増す」ということは、すでにご存じかもしれません。チーズの本場フランスでは、「チーズ熟成士」という職業があります。
彼らはまず、農家やメーカーからチーズを買い付けてきます。
そのまま食べても十分においしいチーズを、さらに彼らの手で熟成させて、味そのものをより上質なものへと変えてしまう、まるで“魔法使い”のような職業です。
彼らは、チーズを指で押して、その指の感触だけでチーズの熟成具合を確認します。チーズの端から真ん中までまんべんなくチェックし、手触りと香りなど、五感をフルに使いながらそのコンディションを確かめるのです。その姿は、静かにチーズと対話しているようで、ある意味“芸術的”ともいえるでしょう。
フランスには、このチーズ熟成士という職業に就いている方が多数おりますが、その中でも、トップクラスの熟成士が、「フランス最優秀職人=MOF」であり、「MAITRE
ARTISAN FROMAGER AFFINEUR=チーズ熟成士の巨匠」なのです。 |