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Lesson 87

ブリーチーズについて

「ブリーチーズの種類がいっぱいあるようなのですが、どう違うのですか?」
という質問をいただきましたので、今回はこの点についてお答えしていきましょう。

一般に“ブリーチーズ”と呼ばれているのは大型の白カビチーズのこと。元々はフランスのパリ東部のブリー地方で作られていた白カビチーズのことを、地元の名前をつけて「ブリーチーズ」と呼んでいました。また、実はこのブリーチーズは有名なカマンベールチーズの原型だといわれています。ブリーチーズの作り方が北部のノルマンディ地方に伝わり、カマンベールが生まれたのです。

こうしてブリーチーズの作り方は世界にも広まりましたが、特にオーストラリア産のブリーチーズは有名となってきています。こちらの場合、多くはミルクにクリーム分を加えて、脂肪分の高いクリーミーでマイルドな味わいが特徴となっていて、とても人気が出てきています。また、そのほとんどが近代的な大工場で大量生産されているタイプとなります。

これとは正反対なのが、昔ながらの伝統的な製法で作っているフランスのAOCのブリーチーズです。これには『ブリー・ド・モー』と『ブリー・ド・ムラン』の二種類があります。ともに無殺菌の牛乳から作る風味豊かな味わいのチーズで、モーとかムランというのは、パリ近郊の街の名前。同じように、AOCになってはいないのですが、地元には「ブリー・ド・○○○」という具合に街の名前がついたブリーが沢山あります。

このように、ブリーには、

(1)クリーミーで食べやすいブリー(フランス、オーストラリア産など)
(2)フランスのパリ近郊のブリー地方で伝統的な製法で作られている、個性的な味わいの
  AOCブリー『ブリー・ド・モー』『ブリー・ド・ムラン』

の2タイプがあるのです。初めてブリーを食べるなら(1)を、チーズをいろいろ食べ慣れている方なら(2)をオススメします。

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