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チーズ塾
Lesson 84

イタリアチーズの“DOP”について

フランスには「AOC(原産地呼称統制法)」という、伝統的な食品を保護する制度があります。その食品の産地や作り方などこまかい規定があり、それをクリアして認定されたものにはAOCのマークがつけられるのです。チーズでいえば、現在42種類が認定(2003年8月現在)されています。

では、他の国ではどうかというと、イタリアやスペインなどEU加盟国には同様の制度が実施されています。今回はイタリアの制度を見ていきましょう。

イタリアで原産地呼称法は「DOP」と呼ばれています。その正式名称は「Denominazione D'Origine Protetta」。その頭文字をとってDOPです。チーズでは現在31種類が認定されています。

DOP31種類をタイプ別に見ていきますと、フランスではカマンベールやブリーなど、いろいろな種類が認定されている白カビタイプが、何とゼロ! 青カビタイプはというと、ゴルゴンゾーラのみ! ウオッシュタイプは2種のみ! 

イタリアDOPで認定されているチーズの多くはハード系のチーズなんです。
つまり、イタリアチーズは硬めのチーズが伝統的で、白カビや青カビはとっても少ないっていうことが分かりますね。

一番生産量が多いのが『グラナ・パダーノ』、続いて『パルミジャーノ・レッジャーノ』です。グラナ・パダーノというのはパルミジャーノに良く似たチーズなので、硬くて旨みの強いチーズがイタリアの方には好まれてきたのでしょう。ちなみにフランスでの生産量1位はハードチーズの『コンテ』、2位は青カビチーズの『ロックフォ−ル』ですから、やはりお国によって好まれるチーズも随分と違うものです。

さて、イタリアのDOPチーズは地元で消費されてしまうものも多いので、ある程度決まったものしか輸入されていません。グラナ・パダーノやパルミジャーノ、ゴルゴンゾーラ、モッツァレラあたりが有名どころで手に入りやすいDOPチーズといえますので、ぜひお試しください。

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