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チーズ塾
Lesson 122

炭の力

シェーブルチーズを食べるときに、真っ黒な見た目のチーズを見かけたことはありませんか? 実はあの正体は“炭”。炭の粉がまぶしてあるんです。

よく“灰”と間違われることがあるのですが、灰は「灰色」という言葉があるようにグレーです。それとは違って、炭は真っ黒。ですから、灰まぶしではなく、炭まぶしなんです。

では、「何でチーズに炭??」と不思議に思われる方も多いと思いますが…。

一時期の「マイナスイオン」ブームのときに、炭をかごに入れてリビングの片隅に入れておくといいとか、ポットに炭を入れていくと水がおいしくなるとか、炭の持つパワーに注目が集まったことを覚えていらっしゃいますか?

ご家庭でも炭配合の脱臭剤とかシャンプーなどを使用している方もいらっしゃるでしょうし、お釜に炭を入れて炊くと、ごはんがふっくら炊けるとも言われていますよね。

このように、炭には殺菌効果や水分を程よく保つ効果があるのです。チーズも、何百年も前からこの力を応用している訳なんです。

とくに、山羊乳で作られるシェーブルチーズは、出来立てだと水分も多く、雑菌がつきやすいのが難点です。そこで、炭の粉を振りかけておくと…、炭の殺菌効果で変な雑菌を寄せ付けません。この他にも、水分量を上手にコントロールしてくれる力もあるので、チーズが乾燥しすぎず、ほどよく熟成が進むのです。

でも、もちろん、シェーブルチーズの中にも炭を使わないものもあります。
「炭を使わないと熟成が上手くいかない」ということでも無いのですが、今でも炭を使っているものは、伝統を今にも守り続けているということでしょう。
その効果だけではなく、見た目のインパクトもありますからね。

それから、炭は身体に害がありませんので、炭まぶしの場合は、炭ごと食べてしまっても問題はありません。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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