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チーズ塾
Lesson 119

美味なる十勝の『ホエー豚』

先日、北海道の十勝に行ってきました。目的は、もちろん北海道のチーズ作りの現場を見に行くため!

今や、北海道では、あちこちの牧場や農家で自家製チーズを作っているんです。
大手の工場では出せないような、とても素朴で、風味豊かなチーズを数々と試食させていただいた中で、「日本らしい、おいしいチーズが生まれてきているなー」と実感してきました。

そんな中、ちょっと面白い食材を見つけました。それはズバリ「ホエー豚」!

チーズの知識をお持ちの方ならピーンと来るかと思いますが、「ホエー」とは、チーズの製造時に出る水分のこと、これを飲ませて育てた豚なのです。

ホエーは、通常は白くにごっていて、まだまだたんぱく質やミネラルなどをたくさん含んでいる液体です。豚さんたちもホエーが大好きで、お水代わりにあげると、ブヒブビ喜んで飲んじゃいます。

もともと、豚にホエーをあげて飼育するのは、パルミジャーノの産地やフランスのバスク地方では良く見られること。確かに、これらの土地は、いずれも生ハムがおいしいところですよね。特に、パルミジャーノで有名なパルマの町で作られる「パルマの生ハム」は、豚にホエーを与えて育てることが条件にもな
っているのです。

つまり、ホエーは豚のお肉をとってもおいしくしてくれる、ということですね。
ここからヒントを得て、十勝でも、チーズ作りで出たホエーを豚にあげるようにして、「ホエー豚」という商品が出来上がりました。

はい、もちろんホエー豚、ご馳走になってきました!! お肉がふんわりと柔らかく、脂肪に甘みがあって、とってもおいしいんですよね。

十勝の名物丼に「豚丼(ぶたどん)」というものがありますが、ホエー豚を使った豚丼が帯広周辺で食べられるんです。一番手軽なのは、帯広空港の食堂。
帯広空港に行く機会のある方は、ぜひ、ホエー豚の豚丼をご賞味ください。

でも、「チーズを作って、さらにおいしい豚肉まで出来ちゃう」なんて、何だか得した気分で、嬉しいものですよね。

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