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チーズ塾
Lesson 109

カマンベールとリンゴの素敵な関係

世界で一番有名なチーズと言えば、やはり『カマンベール』でしょう。ヨーロッパだけではなく、アメリカや日本でもカマンベールは作られていて、今や白カビチーズの代名詞ともなっています。

でも、カマンベールとは、もともとフランス北西部のノルマンディ地方生まれのチーズ。ノルマンディ地方にある「カマンベール村」が名前の由来になっています。

フランスには、原産地で作られたチーズ以外はその名を名乗れないという「AOC」という制度があるのですが、カマンベールがAOCチーズに昇格したのは、今から20数年前の1983年のこと。その頃には、すでに世界中にカマンベールのコピー商品が出回っていましたので、もはや規制の仕様がなく、AOC名は『カマンベール・ド・ノルマンディ』としたのでした。

さて、ノルマンディ地方といえば、地元の有名なお酒に『シードル』と『カルヴァドス』があります。

ノルマンディ地方はブドウ栽培の北限より緯度が高いことと、雨が多いのでブドウの栽培には向いていません。そのためワインは作られていないんです。でも、その代わりにリンゴを栽培し、リンゴから『シードル』と『カルヴァドス』が作られています。

リンゴを絞って、リンゴジュースにして、これを発酵させるとほどよい酸味と甘さのあるリンゴのお酒『シードル』の出来上がり。この『シードル』を蒸留させるとリンゴのブランデー『カルヴァドス』となるのです。

地元のお酒は、やっぱり地元のチーズによく合います。カマンベールにオススメなのは、やはり『シードル』。リンゴ由来の甘酸っぱさがカマンベールのミルクのコクを引き立てながらも、口の中をすっきりとさせてくれます。

もし、「シードルが手に入らない」「アルコールがダメ」という場合は、リンゴのスライスを一緒に食べるのもオススメです。リンゴはカリウムを多く含んでいて、余分な塩分の排出もしてくれるスグレモノなので、健康面でも嬉しい作用があります。

「カマンベールにはリンゴがオススメ!」を合言葉に、ぜひ楽しい時間をすごしてくださいね。

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