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チーズ塾
Lesson 1

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いってなに?

チーズ」とひとくちにいっても、その種類にはナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。それにしても、ナチュラルチーズという言葉、何でわざわざ「ナチュラル」なんて言葉つけるの? 何がいったい「ナチュラル」なの? とギモンに思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
ペットボトルの水のCMで「ナチュラルウォーター」という言葉を聞いたとき、「水はそもそも自然なものでしょーに!」と突っ込みたくなったような、そんな感じですね〜。

チーズの場合の「ナチュラル」というのは、ミルクからそのまま作ったチーズという意味合いが大きく、水分を抜き原料乳を固めて、型に入れて熟成させたもの。原料乳の種類や成分、製法などによってたいへん多くの種類があり、その数は1000種類をこえると言われています。また、チーズの中には乳酸菌やカビ菌が生きたまま入っていて、それらの働きでチーズが熟成させているのです。

一方、プロセスチーズはナチュラルチーズを加工して作ったチーズです。ナチュラルチーズを細かく砕いて、高温でドロドロに溶かし、熱いうちに型に詰めて冷やします。「加工」しているから「プロセス」なのですね。高温にかけられ殺菌されるため、熟成はその時点でストップしてしまいます。食卓で使う機会が多いスライスチーズや6Pチーズなども全てプロセスチーズで、保存がきき、携帯にも便利です。どれを食べてもあまり味に違いはありませんが、それを補うためにトマト味やこしょう味、ナッツ入りなど、様々にアレンジしたものも販売されていますね。

しかし、ナチュラルチーズとかプロセスチーズという言葉が日常的に使われているのは、プロセスチーズをたくさん消費している日本やアメリカでのこと。
チーズといえば、ナチュラルチーズのことをさすヨーロッパでは、あまり使われない言葉なのです。このためそのような表記もありません。

ナチュラルチーズは多様な種類や熟成の美味しさを楽しむチーズです。しかし、家庭の冷蔵庫のなかでもゆっくりゆっくり熟成していくものですから、扱い方がとってもデリケート。暑いところに置いておくと、ドロドロになってしまったり、脂が浮いてきたりして、状態が悪くなってしまうこともあります。

チーズ本来の美味しさを楽しみたいなら、ミルクや熟成の味わいを堪能できるナチュラルチーズをどうぞ。ワインに合わせる場合もナチュラルチーズの方がよく合います。アウトドアでチーズを楽しむならプロセスチーズで充分でしょうね。冷蔵庫がなくても状態が悪くならず、そのままでも、焼いても、溶かしても、美味しく食べられます。使い道にあわせて、「ナチュラル」と「プロセス」をチョイスして、チーズを楽しみましょう。

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