
山羊チーズの名品、通称「馬糞」と呼ばれる、小さくて、コロコロした形のチーズ、それが『クロタン・ド・シャヴィニョルA.O.C』です。
クロタンは、クロタンのサラダが有名です。リヨン風サラダとしてメニューにのっていることもあります。半分に切り、うっすら焦げ目がつく程度に焼いて、サラダにトッピングします。そのまま味わうより、焼いた時の味わいで、パリの人々の間で人気に火がついたチーズなんですよ。アツアツのクロタンのおいしさは、もう本当に最高。
クロタンは熟成が進むにつれ、その味わいが異なるため、熟成を楽しむチーズの代表格でもあります。熟成はチーズの醍醐味。それを存分に味わえるのですから、クロタンはチーズの楽しみが凝縮しているチーズなのかもしれませんね。最初は柔らかいチーズのですが、熟成が進むほど固くなります。固いクロタンには専用のチーズナイフもあるほどで、数あるチーズの中でも専用のナイフはそうそうにはありません。それぐらいクロタンは特徴があり、また愛され続けているということなのかもしれませんね。
クロタンの産地ポワトゥー、ベリー、トゥレーヌ、シャラント地方は、セル・シュール・シェールなど数々のシェーブルチーズの名品を送り出している土地でもあります。また、ワインの産地でもあります。サンセール、ヴーヴレ、シノン、ワイン通の方はピンとくる名前かもしれません。この土地は、白亜質のやせた貧しい土壌だってご存知ですか? やせた土地がおいしいチーズを産む。そして、その土地のワインとのマリアージュは最高。ということで、クロタンには冷えたサンセールがよく合いますよ。 |